表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/40

ヤンデレ彼女姫月

なんとかましな服を選び、乙香は心底喜んでいた。

「光希の選んでくれた服、大事にするね」

ちなみに乙香は早速光希の選んでくれた服を着ている。

「このあとはどうするんだ?俺はそろそろ帰りたいんだが」

「私の目的は達成した、私も帰りたい」

そう言い、二人は店を出て、自宅へ向かった。



「光希君、どこに行ったんだろ」

姫月は光希の家に向かったのだが、留守だった為、自宅へ引き返していた。

「ん?」

自宅へ帰る途中、バス停に停まったバスから自分の大好きな男の子が出てきた。可愛い女の子と一緒に。

「光希君?」

姫月は光希のいる方に向かった。

「姫月?どうしたんだ?」

横にいる女の子は乙香だったらしい。

「光希君、今まで横の女と何してたの?答えてよ」

姫月は完全に激おこモードだ。

「ちょっ、落ち着け!俺は乙香の買い物に付き合っただけだって!」

すると、今度は乙香の表情が暗くなっていき・・・

「光希、違うよ、私達は今までデートしていたの!」

「へぇ・・・デートしてたんだ・・・へぇ・・・・光希君、ちょっとお話ししようか」

光希の背中に冷たい汗が流れた。

今の姫月はヤバイ、光希の過去の記憶がそう言っていた。

一度だけあるのだ。姫月が光希の彼女になりたての頃に。

姫月が彼女になって約1週間、光希は他の生徒から告白された。

断ったが、遊園地の誘いやら映画館への誘いやら。

そしてそのことを知った姫月は悪魔と化した。

他の女の子と喋っちゃダメ、他の女の子とLINE で喋るのもダメ。

そう、光希は2ヵ月ほど束縛されていたのだ。

最近は我慢していたようだが、どうやら我慢の鎖が外れたらしい。

(これはまずい、乙香にまで被害が出る!)

そう考えた光希は乙香と姫月を離そうとする。

「乙香、今日は楽しかった、ありがとな。それと俺はちょっと用事があるから!じゃあな!」

急いで別れを告げて、姫月を自分の部屋に招いた。

「ふぅ・・・ちょっと飲み物持ってくる・・・ん?」

姫月が光希の手を離してくれないのだ。

「ちょっと離して貰えます?下に行けない・・・」

その瞬間、姫月が光希の手を引き、光希が使っているベッドに倒れた。

その上に姫月がのしかかり、光希動けない状態になった。

「えーと、姫月?」

と、光希の頬に何か水のような液体が落ちてきた。

雨漏りじゃない、これは姫月の涙だ。

「姫月?」

姫月の目には涙がたまっていた。

「何で、何で他の子と、仲良くするの?」

姫月が喋れば喋るほど大粒の涙が光希の頬に当たる。

「光希君が私以外の子と仲良くしてるのを見たら、私・・・」

「姫月・・・」

「他の子なんて見ないでよ!私だけを見て!あなたの彼女は私一人なの!光希君が短い髪の女の子が好きなら髪だって切るし!静かな子が好きなら性格だって変える!光希君の為ならどこまででも変わる!だから!」

姫月は号泣しながら言葉を続ける。

「私を捨てないで・・・ずっと見てて・・・」

「姫月・・・」

「はっ、私ったらこんなに泣いて、やだ、見ないで光希君」

光希の顔に笑顔が生まれる。

「さっきまで見てって言ってじゃねぇかよ」

姫月の体をそっと抱き寄せる。

「姫月のことは絶対に捨てねぇよ」

「・・・うん・・・・・」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


姫月はあのまま寝てしまい、光希の家で一晩過ごした。

「ふぁ・・・」

朝一で姫月は光希の家を飛び出し、自宅に戻り、制服に着替え、もう一度光希の家に来て、一緒に朝ごはんを食べていた。

「今日から二日間、光希は私の言うことを絶対に聞きなさい!」

思わず飲んでいたコーヒーを吹きそうになる。

「な、何で?」

昨日の夜、ちゃんと乙香と何をしたか洗いざらい吐き、許してもらった。

「他の子とイチャイチャしてた罰よ!」

「イチャイチャしてねーじゃん!」

光希は無実だったはずだが、姫月の耳には届かなかった。

「わかった?今日から二日間絶対服従よ」

「マジかよ・・・」

こうして光希の地獄の二日間は始まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ