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絶対にばれてはいけないラプレターⅣ

まだ朝日が完全に昇っていない午前5時30分、光希は目を覚まし、リビングで朝食の準備をしていた。いつもはこんなに早く起きることはないのだが、今日は早く起きてしまったらしい。

朝のニュース番組をラジオ感覚でつけ、鮭を焼いている間に自室で制服に着替える。

「そろそろ鮭が焼けた頃かな」

台所に向かい、鮭の焼き加減を調べる。

「よし」

冷蔵庫から昨日炊いて余った白米をレンジで温める。

「こんなもんで良いだろ」

少し温めすぎた白米をレンジから取りだし、食卓へ運ぶ。

今日の朝ごはんは何とも健康的なのだろうか。

「いただきます」

鮭の身をほぐし、それを白米と一緒に食べる。

「幸せ」

早めの朝食を取り、録画していたアニメを見ていると、家のインターホンが鳴った。

「はーい」

見ていたアニメを停止し、玄関へ行く。

「おはようございます、光希先輩」

太陽の如く明るい笑顔で挨拶してきたのは彩羽だった。

「あぁ、おはよう」

「お邪魔しまーす」

光希が停止していたアニメを見るため、ソファに座ると横に彩羽が座り、光希に体を預けてきた。

「今は光希先輩を独り占め出来ます」

彩羽の柔らかい身体が光希に密着し、光希は思わず身体が硬直してしまう。

「光希先輩の匂い、落ち着きます」

光希の体にスリスリと顔を擦り付ける彩羽。

(これは非常にまずい・・・)

と、またインターホンが鳴り、扉を開けると、

「おはよ、光希君」

彩羽にも負けないぐらいの笑顔で少しドキッとする光希。

「早速なんだけど、光希君」

いつも流れる冷たい汗が流れる。

「今、家に光希君以外誰かいるの?」

笑顔なのだが、目が笑ってない。

「え、えっと・・・その・・・」

光希が言い訳を考えていると、

「光希先輩、早く来てくださいよ、スリスリ出来ないじゃないですか」

「彩羽ちゃんがいるんだ、私が来るまで二人っきりだったんだ、浮気?浮気なの?」

(これは困ったな・・・)

それから学校に行く直前まで、彩羽と姫月の口論は続いた。もちろん光希も姫月に説教された。


両手に華という状態で学校に登校してる途中に光希はふと思った。

(そう言えば、今日だよな、例の告白)

昨日、下駄箱に手紙が入っていて、その中身に放課後、屋上に来てと書いていたのだ。

(ま、行くだけ行くかな)

下駄箱で彩羽と別れ、教室に向かった。

午前中の授業が終わり、昼休み。

姫月は購買に向かい、パンを買いに行っていた。

ちなみに光希の昼ごはんは彩羽が用意してくれていたらしく、光希は昼ごはんを買う必要がなかった。

「光希先輩、あーん」

あーんをされているのだが、横に姫月がいるため、なかなか食べらない。

「早く食べてくださいよ、光希先輩」

「他の女の子のお弁当を食べるのは百歩譲って良いとしてもあーんは許せないかな」

「あーん、ちょっと・・・でも、ありがたく食べさせて貰うよ」

丁重に断り、彩羽の作ってくれた弁当を食べる。

「やっぱ、彩羽の弁当はうまいな」

「結婚したらいっぱいあーんしますから!」

ここで彩羽の爆弾発言。姫月は食べるのを止め、反論する。

「光希と結ばれるのは、私」

またまた、姫月と彩羽が火花を散らし、睨みあっていた。


放課後。姫月と彩羽には用事があると言い先に帰って貰おうと思ったのだが、校門で待つと言っていたので、姫月と彩羽は校門で待っている。

「さ、行くか」

階段を上がり、屋上の扉を開ける。そこにいたのは、

「えっと・・・確か、東雲・・・だよな?」

「待ってた、光希」

そう言い、少女は光希に抱き付いた。

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