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隣の... ~公爵令嬢、宮殿を探索する.2~

えっと...誰?この娘。いつの間にか私の横にちょこんと座ってるんだけど...


「やっと気付いてくれた!」

「うわっ?!えっ、ちょ...」


だ、抱き付いてきた?!


「お姉ちゃん誰?」

「私...?私はシャイデルよ。シャイデル・キーフ・フェルト。貴女は?」

「ナターシャ。ナターシャ・ゲオルギエヴナ・ロマイエ!」


ロマイエ...!皇族じゃない!


「...そう。何でここに居るの?」

「お姉ちゃんを探しに来たの!」

「え...?」

「従姉妹だもん。...それとも探しちゃ駄目だった...?」


ううっ...上目遣いが...


「だ、大丈夫よ。ただちょっと驚いただけよ。従姉妹だもんね。...え?従姉妹?」


え?つまり私皇族の傍系...


「うん。じゃあ早く行こう?私のお姉ちゃんとお兄ちゃんが待ってるよ!」

「わ、分かったわ。マーリン、貴女も一応付いてきて」

「分かりました」


何となくお母様と陛下の話し方が仲良かったけど...まさか...そんな...


そう思いながら私は手を引かれて行った。






...で、ここは何処かしら?


「お姉ちゃん、お兄ちゃん!連れてきたよ!」

「貴女がシャイデルね。初めまして、オリガ・ゲオルギエヴナ・ロマイエよ。第一皇女ね」

「初めまして、オレーグ・ゲオルギエヴィチ・ロマイエだ。第一皇子だ、よろしく頼む」

「そしてこの娘が」

「ナタ―シャ!ナターシャ・ゲオルギエヴナ・ロマイエ!」

「第二皇女ね」

「では私も自己紹介を。私はシャイデル・キーフ・フェルト。シャルンって呼んでください。元々はトゥール王国の公爵令嬢でしたが今は何も無い娘です。どうぞ、よろしくお願いします」

「...えっと...シャルン、で良いのかしら。あまり堅くならなくても良いのよ?逆にそうされたら困るわ」

「そう、ですか?」

「ええ。ね?ナターシャ」

「うん!今さっきのお姉ちゃんで良いよ!」

「...俺もそれが良い。堅苦しいのは嫌いだからな...」

「...分かったわ。えっと...これで良いかな...私はシャルン。よろしくね?私の可愛い従姉弟達」


ちょっと崩しすぎかな、と思いながら私は微笑んだ。


「...お姉様って呼んでも良い?シャルン」

「えっ...えぇ...?!ね、年齢的には確かに私の方が上だけど...ま、まぁ自由に呼んでも良いけど...」


貴女達皇族よね...、と、ちょっと不安に思いながら許可を出した。


「お姉様!」

「お姉ちゃん!」

「...えっと...姉さん...?」


...もう!可愛い従姉弟達ね...!


「オレーグ君?無理して言わなくても良いから、ね?」


私はオレーグ君の頭を撫でた。


「...うん」

「ああ!お兄ちゃんずるい!私も!私も撫でて!」

「ああ、もう...はいはい...」

「...こんな騒がしい従姉弟だけどよろしくお願いするわ」

「此方こそ。よろしくね」

「シャルン?居るかしら?」

「あ、お母さ...」


あっ...やっちゃった...絶対怒られ...


「...もう一回言って?」

「...え?」


...今何と言いましたか?お母様


「お母さんってもう一回!」


と、取り敢えず言った方が良さそうね...


「...お母さん?」

「...シャルン...!!」


わ、だ、抱き付いて?!あ、ちょ、倒れる!!


バタン!!


も、もう...お母様...


...え?急に口が...


「お母様!いきなり飛びつかないで下さい!危険だと何度言ったら...」


あぁ...この口調はシャイデルだな...え?シャイデル?何で俺の中に居るの?


「お母さんでしょ!」

「「ふぇ...?」」


い、いけない...つい俺も驚いたよ...


「お、お母様...?」

「お母さんでしょ!」


ああ...この感じはお母さんって言わなきゃ動かない感じだな...


「お、おか...おかあ...さん?」


おうおう...今シャイデル恥ずかしがりながら話してるな。


「何?シャイデル」

「突然飛びつかないでと何度言ったら...」

「久し振りに貴女からお母さんって言葉聞けたんだもん、仕方ないじゃない...」


何かもう色々と俺の中でのゾフィーのイメージがガラガラと崩壊してくんだが...


(一応皇族だから結構厳しくされてるもの。その反動よ)

(成程な。で、何故に出てこれたんだ?)

(私にも分からないわよ...)


「...シャルン?」


(今はシャルン、お前が出てくれ)

(何でよ...)

(元はお前の体だろ...)

(分かったわよ...)


「何?お母さん」

「...何か違和感があるのよ...」

「どんな?」

「...変な言い方だけど倒れる前の貴女に戻ったっていうか...」


(ちょ、バレてる...)

(流石お母さんね...取り敢えず今日は念のため私が体を使うわ。良いかしら?)

(了解した)


さ、初めての観察だな。


「何を言って...私は私よ?お母さん」

「...そうよね...ごめんなさい、シャルン」

「取り敢えずもうそろそろ昼だから昼食食べない?」

「それもそうね...」

「私お姉ちゃんと食べたい!」

「私も」

「俺もだ」

「...人気者ね、シャルン」

「...うん」


シャルンの顔は見えないが多分今良い笑顔してるんだろうな...



この後は勿論何の問題も無く昼食は終わった。


まあ一つ言うとしたら良い従姉弟だよ。

俺もこんな従姉弟欲しかったな...


...さて、一つ私の昔話をしようか...

なに、時間は取らないつもりさ、ああ。


あれは...いつの頃だったかな...先輩が私の前から居なくなったのは...

一応次の前書きでも書いておくけど次回は暗いわ。

そこのところは把握しておいて頂戴ね。

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