創造+異世界+テンプレ=チートです。
お菓子をつまむ感じでどうぞ。
ここはいったいどこだろう。
ただただ白い空間がどこまでも続いている。
「お待ちしておりました。斎藤様。」
後ろを振り向くと、絶世の美幼女がいた。
「こんなところでどうしたの?迷子なのかな?」
「違いますっ!貴方は異世界に召喚されたのですよ!これから貴方には力を与えます。というわけで決めてください。」
突然そういわれても困る。よくあるテンプレのご都合主義か。悪くないが欲しいと思う能力は思い付かない。
「それじゃあ、もとの世界に帰れる能力下さい。」
「ダメですよっ!貴方には他の世界を救ってもらわなければなりませんっ!」
うーん。困った。どうしたらいいんだろう。あ、そうだ。
「それじゃあ、創造できる力ください。どんなものでも自分が好きなように作れるご都合主義なものを」
「そうそう!それですよっ!それじゃあ付与しますねっ!……出来ましたっ!」
早いなぁ。とか思いながらとりあえず、ゲームみたいなステータス画面を思い浮かべる。出来た出来た。
次は空間転移が出来る力を作ってみる。念のため、サポートしてくれる機能もつける。
「ありがとうございました。それじゃ。」
と、だけいって自宅へと帰る。疲れた。とりあえず高校のブレザーを脱いでハンガーへとかける。そして、制服の上からエプロンをつけて台所へと向かおうとするが。
「勝手に帰るなんてっ!」
あの美幼女が現れたため、干渉を阻害する力を作ってみる。そして、美幼女をあの白い世界へと送れるようにイメージする。すると、消えた。
はぁ、妹達が帰ってくるまでに夜ご飯作ろう。さて、何にしようかな。そう思って冷蔵庫を覗いてみる。うーん。玉ねぎがあればハンバーグが出来るんだけどね。……そうだ、作ろう。と思い、玉ねぎを作る。便利だなぁこれ。
今頃思ったけど。あの美幼女って誰なんだろ?ま、いっか。
主人公の考え
妹達のご飯>>>越えられない壁>>>異世界を救う