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隣の美形は私のお世話係です

作者: うろこ雲

乙女ゲームの前日譚っぽい話が書きたかったんです。


最初に出てくる青年はキラキラした銀髪の長身の美形を思い浮かべていただけると幸いです。

「あらあら。またか」


 部屋のドアを開ければ、足の踏み場もない程に物、物、物、物、物の海だった。

目覚まし時計にクッション、洋服、ぬいぐるみ。食べ終わったカップラーメンとポテチの空袋、そして何より目を引くのが、摩天楼のように積まれた大量の本。


 一体どういう風に過ごしたら、こんなに散らかるのだろうか。前に片付けたのはたったの三日前。きちんと整理整頓したのにこれではまるで三日天下ではないか……違うか。

 三日でここまでとっ散らかった部屋を作れるというのは生活力を疑うというより、もはや一種の特技だろう。「散らかしちゃったで賞」とでも書いた賞状を額縁付きでプレゼントしてあげたい。


 霧破(きりは)はそんなことを考えながら、足下のクッションやら洋服やらを横に退けてベッドに続く道を作っていく。その際に本のタワーに当たらないように気をつけながら。

 この部屋の住人は、生活力の欠片も無くて、色々大雑把な性格だが、本に対してだけはまるで産まれたての赤子を抱くかのように丁寧に扱う。うっかり落として端っこを凹ませようものなら、なが〜いお説教が待っている。気をつけなければ。


 苦節十五分、うっすらその額に汗をかきながら、霧破は目的地まで辿り着いた。

少し大きめのベッドで静かに寝息をたてているのは、その豊かな黒髪を腰まで伸ばした色白の少女だ。

 規則的に上下するその慎ましやかな胸元には開きっぱなしの文庫本が見える。

 黒い縁の眼鏡は掛けたまま、ベッドの横の小さな丸いベージュのテーブルには飲みかけの紅茶がティーカップに残っていて、白熱灯のライトスタンドも付けっ放しであることから、どうやら昨日も(・・・)夜遅くまで本を読んでいたようだ。


 そこでジリ!ジリジリ!!……と起床時間を告げる目覚ましが鳴り出す。

 霧破はふうと小さくため息をつくと、枕元のそれを止め、ライトスタンドのスイッチを切り、少女の胸元から文庫本を取って、ポケットから取り出した皮の栞を開いてあった箇所に挟んで脇のテーブルに置いた。そして少女の小柄な肩に手を置いて優しく揺すった。


「朝だよ。起きて」

「んゆぅ〜」


 真似できない発音をしながら少女は寝返りを打って枕に顔を(うず)め、朝の目覚めから逃れようとする。


「朝だよ。早く起きないと学校に遅刻するよ」

「んるゆぅ?あと五分三十二秒……」

「具体的過ぎる……」

「むゆう……」

「夢で遊んでないで起きなさい。遅刻するよ」

「嫌」

「起きてるんじゃないか。とにかく目を開けて?」

「ロスタイムぅ……」

「ロスタイムは無しです。いいから起きて」

「まだボールは生きてるのぉ……」

「試合終了のホイッスルは鳴ったよ?」

「審判のきのまよいよ〜」

「……はあ、起きないと金庫にある『こころ』の初版本に飲みさしの紅茶をかけるよ?」

「それは絶対ダメ!!」


 ダメ押しの一言に過敏に反応して、少女は勢い良く飛び起きた。髪は寝癖であっちこっちに飛び出し乱れ、白いフリルのパジャマは少し大きいのか、右肩がずり落ちて白い肩と鎖骨がむき出しになっている。そして黒縁の眼鏡は盛大に右に傾き、鼻と右耳のお陰で辛うじて転落の憂き目を逃れている。

 少女はそんな乙女にあるまじき痴態を気にするそぶりも見せずに「私の漱石ィ〜!!」と叫びながらベットから飛び降りて金庫に駆け寄った。

 そしてしばらく何やらごそごそ作業したかと思えば、ふうと大きく安堵のため息をついて後ろの詐欺師の方へと振り返った。あんなに素早く動いたのに、まだぎりぎり眼鏡が顔に掛かっているのが不思議だ。


「霧破の嘘つき」

「なかなか起きなかったからね。少しだけからかってみた」

「少しからかった?安眠を私の漱石を人質に取って邪魔するなんて悪魔の所業だわ」

「結果的に起きれたんだし、本も無事でなんともなかったんだから問題ないじゃないか。それよりその酷い格好を男に見られてなんとも思わないのかな?」

「羞恥心はお母様のお腹の中に忘れてきたわ。それに霧破だし今さらね」

「その乙女としての自覚のなさを嘆くべきか男として見られていないことに悔しさを感じるべきか君の底抜けの信頼に喜ぶべきか」

「それも今さらでしょう」


 少女の返答にそれもそうかと納得し、動き出した朝の時間を有効活用するため頭を働かせた。


「まずはお風呂に入って。どうせ昨日の夜ははシャワーも浴びていないんだろう?」

「大正解。でもお風呂は沸かすのに時間がかかるわね」

「問題ない。この部屋に来る前に準備してあるから」

「さすが〜」

「とにかくそのとっ散らかった格好も含めてさっぱりしておいで」

「私寝起き。動くの辛い。あと本取って」

「はいはい」


 霧破ベッドの脇のテーブルに寄り、栞を挟んだ文庫本を手に取り、周囲のタワーから何冊かの本を選び取ると、少女の元まで行って渡した。

 そしてそれを受け取って抱えた彼女をひょいと抱き上げると、先ほど作った道を通って部屋を出た。



「わぁ〜お姫様だっこだ」

莎羅(さら)は小さいな。ちゃんと食べているのかな?」

「霧破が大きいんでしょ。これでも160センチはあるもの」

「鯖を読まない。この間の身体測定で158センチだっただろ。それも背伸び疑惑が出てる」

「なんでそんな事まで知ってるの!?いやらしいったらないわ」

「保険の帆上先生に教わった。胸部も全く成長していないそうだね」

「あの無駄乳女、余計なことを!……胸囲は測定が間違っているわ。あの女が測ったんですもの。絶対に低く見積もっているわ。85はあるはずよ」

「いやそれはさすがに……確か莎羅の胸のサイズはななj…」

「霧破くん?」

「莎羅お嬢様は間違いなく85でございます」

「よろしい。親しき中にも礼儀ありよ」

「礼儀ね……着いたよ。中に着替えがあるから。脱いだ洗濯物は籠に入れること。それから……」

「大丈夫よ。いつものことだもの」

「そうだね。いつものことだね」

「なんなら身体も洗ってくれて構わないのよ?霧破に髪を洗ってもらうのはとっても気持ち良いし」

「その恥じらいを取り払ったらもうだめだろう」

「中学までは一緒にお風呂に入っていたでしょう」

「タオルを巻いてね。それも二年生からは別々だっただろう?」

「私は気にしないのに」

「俺と……光一(こういち)おじさんが気にするの。この歳でその一線を越えたら命がいくつあっても足りないよ」

「お父様も相変わらずよね。もう何年も続けていることなのだから勘弁して欲しいわ」

「至極一般的な感覚だと思うぞ。寛容過ぎるくらいだ」

「そうかしら」

「そうそう。終わった頃にまた寄るから」

「お願いね。いつもありがとう」

「今さらだよ」


 風呂場のドアの前で莎羅を優しく降ろすと、霧破は食事の支度をしにキッチンへと向かった。





 キッチンでは鍋がコトコト音を立てており、食欲を誘う芳醇な香りが漏れ出している。

 霧破はちらりと鍋を確認してうんと一つ頷くと、エプロンを慣れた手つきで冷蔵庫から玉ねぎと真鯛の切り身、レモンを取り出した。真鯛は適当な大きさに切り、白い皿に円形に並べる。玉ねぎを薄くスライスし、レモンは半分に切って搾る。

 搾り汁は小さい器に入れて脇によけ、残った皮を短冊状に細く切って玉ねぎと一緒に先程の皿に盛りつける。

 次にオリーブオイル、お酢、バルサミコ酢、塩を小さなボウルに入れてかき混ぜ、出来たソースを先ほど用意したサラダに上からかける。

 続いて朝一で届いたバケットを食べやすい大きさにいくつか切り出し、オリーブオイルと刻んだニンニクのソースを片面に塗ってパセリを上からまぶしてオーブンに入れる。あとはじっくり火を通せば、ガーリックトーストの出来上がりだ。

 そこで霧破はチラリと時計を確認すると、鍋の火を弱火にしてエプロンを脱いでキッチンから出た。





 再び風呂場に戻った霧破はドアに耳を当ててから、コンコンコンと三回ノックした。


「ん?いいわよ」

「失礼するよ……って、なんでまだバスタオルを着たままなの?」


 バスタオル一枚という扇情的な格好で莎羅は本を読んでいた。髪から滴り落ちる雫がなんとも艶かしく、すらっと長くて真っ白い太ももは眩しく感じる。


「裸の方が良かったかしら?」

「そうじゃなくてね。せめて下ぐらい履こうよ」

「髪を乾かすのだから、バスタオルのままの方が都合が良いでしょう?」

「俺は髪を梳くくらいだと思ってたんだけど」

「別に良いでしょう?」

「もちろん構わないさ。ただいい加減恥じらいを持ってもらいたいと思ってね」

「恥じらいは前世の自分に忘れてきたわ」

「胎内より前になってる!」

「よろしく〜」

「はいはい」


 霧破は棚からバスタオルを取り出して彼女の頭を包み、艶やかな黒髪の水気を取っていく。


「相変わらず上手ね〜。気持ち良過ぎてとても美容院なんかに行けないわ」

「そろそろ髪を切ったら?さすがに重たいでしょう」

「長さはそのままで量を減らしてくれればいいわ。よろしくね」


 そう言いながらも、莎羅は目の前の鏡に映った姿に目もくれず、本のページをめくっている。相変わらず読むのが早い。


「はいはい。長いのも邪魔じゃない?」

「んん〜………長さはそのままでいいわ」

「了解」

「……理由は聞かないの?」

「一つや二つ秘密を持っていた方がいい女だよ」

「それはお母様の受け売り?」

「そう。瑠璃香(るりか)さんの受け売り」

「そういえば、お父様は『おじさん』をつけるのにお母様には付けないのね」

「瑠璃香さんだもの」

「そうね。あの見た目でおばさんはないわよね。我が母ながら」



 莎羅の母親は三十代後半のはずだが、見た目は二十代前半にしか見えず、莎羅と並んで歩くと姉妹にしか見えない。


 莎羅の黒くつやつやした長い髪を拭きあげると、霧破は洗面台の横のドライヤーのプラグをコンセントに差し込み、カチリとスイッチを入れて熱風を莎羅の黒髪に当てていった。


「極楽極楽。本当に上手ね。もう専属の執事で良いと思うわ」

「え?何?」

「な〜んでもな〜い」


 ドライヤーの音で莎羅のつぶやきは聞こえなかったようだ。ちらりと前に目をやれば、鏡の中の霧破は怪訝な顔をしている。

 すぐに莎羅は目線を本に戻して、再び文字を追い始めた。

 十分に髪を乾かしたら、ポケットから出した櫛を髪に通していく。すると起きた時にはボサボサだった髪が、本来の滝の流れるように艶やかな質感を取り戻してゆく。


「その櫛はどこで買ったの?」

「京都のお土産。ここにあったつげ櫛だといまいちな気がしてね」

「……あれでも十分だと思うけど」

「あれは木で出来てるんだけど、櫛の通りが悪い感じがしたんだよ。こっちの竹の櫛はすごくいい感じなんだよ」

「拘るわね。自分の髪で実験したの?」

「いや。瑠璃香さんで試させてもらった」

「……なんでお母様がそこで出てくるの」

「たまたま向こうでお茶会があったらしくてね。京都に居ることを伝えたら合流しようとメールが来てショッピングに行きたいと言われて」

「お母様とショッピング……災難」

「そうかな?あれくらいは普通だと思うけど」

「霧破がおかしいのよ。お母様と買い物に行くと他の買い物好きな奥様方がリタイアするくらいなのよ?」

「そうなの?二人で楽しくお買い物したよ」

「……だから京都から帰ってきた時にあんなに上機嫌だったのね」

「古本市も楽しかったなあ」

「ちょっと!?何それ聞いてないんだけど!!」

「夏の京都といえば下鴨神社の古本市でしょ?瑠璃香さんも楽しそうだったよ」

「どうして私も連れて行ってくれないの!?」

「だって誘ったら『西田幾多郎全集を読み終えるまでこの部屋からでないわ!』って言って断ったでしょう。西田幾多郎は京都の人だよって言っても聞く耳持たないし」

「だってあの本読み切りたかったし。重たいから持って行くのは辛いし」

「じゃあしょうがないよ」

「でもでもっ!古本市があると教えてくれたら、例え地獄の業火の中にでも飛び込んだのに!!」

「古本市の存在を知らないはずはないだろうに……」

「すっかり忘れていたわ。来年は連れて行ってね」

「わかったよ……よし。髪は整ったよ。朝食の準備をしておくから服を着替えてきてね」

「この服着方分からない。そもそも下着のホックが付けられない……霧破やって」

「俺は男なんだけどね」

「肝心なところは見なくていいから」

「言い方!言い方おかしいよっ!普通は『あまりじろじろ見ないでね』でしょう!?」

「まあ、霧破だし」

「紳士としてのプライドがズタズタに引き裂かれている……」

「今さらね」


 莎羅の着替えを無事(?)終え、二人はキッチン横のテーブルに移動した。


「この規模の家なら専属の料理人くらいいてもおかしくないんだけどな」

「お父様はお母様に胃袋をがっちり掴まれているから他の料理人の作ったものをあまり食べたがらないのよ」

「それであまり家族で外食しないのか。まあ、瑠璃香さんの料理は超一流だしね。どこで覚えたんだろう」

「実家の料理人が仕込んだそうよ。お嫁に行った時のためにってね。その人は世界の名だたるシェフが友人だったから家に呼んでお母様の講師になってもらったらしいわ。おかげで家で世界各国の料理が食べれるわ」

「どんな花嫁修業だよ。英才教育ってレベルじゃないぞ」

「まあ、そんなお母様のお眼鏡に適った霧破も霧破よね」

「俺の料理スキルはそんなに高くないんだが」

「総合的なお世話でいったら、貴方の右に出る者はいないでしょう?」

「まあ……性分だからなあ」

「今日の朝食も楽しみにしているわよ?」

「お手柔らかにお願いします」








「ふああ〜」


 目の前に並べられた朝食に、莎羅はよだれを垂らして(素早く霧破が拭き取った)前のめりになり、その蒼い瞳を輝かせた。

真鯛のカルパッチョ風サラダにガーリックトースト、それから絞ったレモンで作ったレモネードなど、どれもこれも美味しそうだったが、莎羅の目を釘付けにしているのはマットの真ん中に鎮座した茶色いもの………彼女の大好物のビーフシチューである。

 これは霧破が家で作ったもので、秘伝のソースで五日前からじっくり煮込んだそれをわざわざ莎羅の家まで持ってきのだった。


「ふぁ〜びーふゅしちゅうだぁ〜」

「ビーフシチューは逃げないから。ちゃんと手を合わせて。いただきます」


 今にもスプーンをもって飛びかかりそうな莎羅をなだめて、食事の挨拶をする。


「いただきます!!」



 莎羅は結局五杯もおかわりして食べた。食いしん坊だとこぼした霧破の頬には季節外れの赤い紅葉が浮かび上がった。









「今日は転校生が来るとか聞いたのだけれど?」


 食後の紅茶のおかわりをついでいると、マイセンの皿からクッキーを一つとった莎羅が朝から数えて五冊目の文庫本から目を離し、こちらを見て言ってきた。


「ああ。なんでも帰国子女だそうだよ。うちの学園の編入試験を歴代最高得点で突破したとか」

「凄い天才もいるものね」

「莎羅が言うと説得力ない」

「何よ?確かに私は編入試験を受けたけれど、合格点を少し越えただけだったわよ」

「手抜きをしての結果だろうに。定期試験はいつもトップじゃないか」

次席(・・)に言われてても説得力ないわね」

「出席日数をなんとかならないかと、この間学年主任の先生に相談されたよ」

「最低限学校には行っているのだから問題ないでしょう」

ぴったり(・・・・)ね。学年首席があまり学校に来ないのは学園としても頭の痛い問題のようだよ」

「向こうの都合なんて知ったことではないわ。それに成績上位者の最低出席日数を少なくする措置を取っているのは学園側が決めたことじゃない。私には引きこもって良いという免罪符にしか聞こえないわ」

「ま、まあきちんと最低限の出席日数を満たしていれば、俺から言うことは何もないよ」

「なら良いじゃない」

「一応俺としては学年主任に話をしたという言い訳が欲しかった訳で」

「じゃあこれでその話はおしまいね。とにかく転校生のことよ」

「拘るね。何か不安でも?」

「学年首席の座から落ちたら出席日数が増えるじゃない」

「あらら……そっちの心配ね。まあその場合は俺が三位になるだけだし、出席日数の義務はほとんど増えないよ」

「一日増えるわ!ちゃんと調べてあるのだから」

「細か!良いじゃないか、一日くらい」

「その一日で一般的な厚さの文庫本を何冊読めると思っているの?」

「六十二冊ぐらい?」

「惜しいわ。百十三冊よ。先週の土曜日に達成したわ」

「惜しくない。全然全く惜しくない」

「そうでもないのよ。六十二冊は私の小学六年生の時の記録だから」

「……日々進化しているようで何よりだよ」

「ところで登校時間は大丈夫?」

「まだ大丈夫。それにしても莎羅が学校に行きたがるなんて。目当ては今日来る転校生だね?」

「当然!私の出席日数を揺るがす可能性のある輩を一目見ておかないと」

「動機が不純過ぎる」

「なんだか落ち着かないわ。もう学園に行きましょう」

「珍しいことが重なるね。今日は嵐かな」


 そうおどけて霧破が窓の外を見るとそこには雲一つない、抜けるような青い空。


「予報で今日は快晴と言っていたわ」

「それは失礼しました」






 転校生の初日は良い日になりそうだ。




ここから乙女ゲームが始まるっ………かもしれない。


乙女ゲームを直接やったことが無いので分かりませんが(´Д` )


霧破は長身の美形の設定なんですが、全く描写していませんでしたね。タイトル詐欺申し訳ありません。もとは連載の第一話の予定だったので………


お読みいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 文章がとても上手いと思います。 [一言] 僕も乙女ゲーはやったことないのですが、あとがきを見てちょっと吹いてしまいました。あなたもやってなかったのかよ!、とw
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