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【7000PV感謝 & 4章スタート】異世界★魔法少女― 転生初日に聖女扱いされましたが、変身が罰ゲームすぎます! ―  作者: もりやま みお
第3章 氷の魔女と氷雪の王女 【水の都アクアヴェーネ編】
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炎の女幹部と、冷静な調査

「そこの小娘、何を見ているの。焼き殺されたいのかしら?」


 イフリシアが不敵に微笑み、その豊かな胸元を強調するように身体をくねらせる。

 揺らめく炎の隙間から、いかがわしいラインがチラチラと見え隠れしていた。


(なんなの、あの体、反則でしょ!集中できないんだけど!)


 あたしの視線は、彼女の()()()()()に、完全に釘付けになっていた。

 とは言っても、エッチな意味ではない。


 あれ、物理的にどうなってるわけ?

 もしかして、炎の下は本当になんにもないの?


(気になる……。すっごい気になるんだけど……)


 仕方ないのよ!

 現代社会で生活してきたあたしにとって、ファンタジーな法則――つまり、物理法則を無視する、魔法的なものには、つい()()()()()が勝ってしまうんだもん。


(……ちょっと、確認してみる価値はあるわよね。うん、これは調査よ。調査)


 あたしは内心で自分に言い訳をしながら、ちょっとした知的好奇心を満たす決意をした。


「リナ!カイルとレオの目隠しをお願い!」


 あたしがリナに指示すると、リナは「承知しました」と小さく応えた。

 リナは手際よく、レオ、カイルを回収し、問答無用で後ろ向きに立たせると、あたしに親指を立てた。


(よし、これで心配なく調査できるわ)


 あたしは、アイスロッドを握りイメージを膨らませる。


 派手な威力は必要ない。

 ただ、あの邪魔な炎を「フッ」と消すくらいの、ささやかな冷気をイメージして――。


「えいっ!」


 ありったけの好奇心を込めて、あたしはイフリシアに向けて指を弾く。

 瞬間、パステルピンクの雪の結晶が舞い、彼女の身体を包んでいた業火をピンポイントで冷却する。


 イフリシアが「ひゃんっ」と色っぽい声を上げ、とっさに自分の身体を抱きしめるようにしてうずくまった。

 炎が霧散し、蒸気が立ち込める。


(よしっ!さあ、真実を露わにしなさい!)


 あたしは期待(?)に胸を膨らませながら、霧の向こうを凝視した。

 けれど、そこに現れたのは――。


「……は?」


 霧が晴れた先のイフリシアは――バッチリつけていた。

 はち切れんほどのバストを隠すには心許ない、赤黒いレザー調の、めちゃくちゃ面積の狭いチューブトップ。

 下は、Tバックの水着に近いようなガッツリと食い込んだホットパンツ。


 あたしは思わず、指を差して叫んでいた。


「つけてんのかよ!!」

 反射的に、心の声がそのまま口から飛び出していた。


(いや、紛らわしいわ!全裸に炎を纏ってるストリップ的な演出かと思ったら、普通に過激な衣装つけてるだけじゃないのよ!期待して損したわ!)


「な、なによ!いきなり炎を消すなんて、なんて破廉恥な女なの?!」

 頬を赤く染めて身をよじるイフリシア。


「単なる、消火活動よ。消火活動!」

 ビシッと言い切って、あたしの調査は完了した。


(ってか、炎あってもなくてもそんな変わってないでしょ!)


 あんだけ、ドンっと出しておいて今更、何を恥ずかしがってるのよ。

 こっちまで、恥ずかしくなるじゃない……。


 なんだか、あたしがいじめているようで、少しばかり後ろめたさを感じていると、後ろからリナの艶っぽい声が聞こえた。


「――さすが、お嬢様……っ。まさか、敵を辱めることで、精神的な優位に立とうとされるとは……。あぁ……恥ずかしがる相手にも、一切の容赦がないその冷酷な仕打ち……まさに聖域ですわ……」

 振り返ると、リナが恍惚とした表情を浮かべていた。


「何言ってるのよ!違うわよ、これは調査よ!!」

 あたしは、イタズラがバレた幼子のように両手を振って否定する。


(……ってか、あんたがいつも私にしてることじゃないのよ……)


 後ろを向かされているレオは、「一体何をしてるんですか、スズネさん……」と、何が起きているのか見えていないのに、顔を真っ赤にして小さく震えていた。

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新作短編の純愛サスペンス心理ホラー『世界に君だけが残るまで』を公開しました。

10話完結なので是非読んでみてください。

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イフリシアとスズネ、仲良くなれそう....?
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