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皇聖会の残り滓

はい、バレます。そりゃあ、いくら人通りが少ないとはいえ0ではありませんから。

「コイツら、妙に装備の質が良かった」


「ああ、それはわかる」


「この刀も数打物かずうちものではない」


信龍は手に持った刀をまじまじと見つめながら言う。


「それに、手練てだれの格闘家もいた」


手練ねぇ、あんたからすればどれも雑魚だろうに。


「………」


信龍がバッチを無言で見せてきた。


「これは、皇聖会か?」


にわかには信じ難い。随分と前にこの極道組織は解散したはずだ。


「残党か?しかし良質な武器を仕入れてるあたり、多分そこそこの規模だろうな」


幽摩の分析に俺も同感だと告げる。


「コウセイカイ?なんだそりゃ?」


京花が質問してくる。そういえばコイツ、かなりの馬鹿だったな。


「昔存在していた、極道組織だ」


「ゴクドウ?」


あーもー!コイツ!姉共々実家に叩き込んでイチから色々と勉強させなきゃ。


まあ、普通ならあまり使わない言葉だから仕方ないとも言える。


「ヤクザだ、ヤクザ」


「へぇ〜」


呑気なヤツめ。


そうこうしてるうちに、入口まで戻ってきた。


「あ」


「あ〜」


俺と幽摩の声が絶妙にハモらなかったが、同じ事を思った。


「口封じか」


信龍が冷静に言葉に出す。


「とりあえず、帰りましょうか」


「はーい」


信龍を伴って車に乗り、帰路についた。あとはもう導師に丸投げするしかない。情報戦はあの人の得意分野だからな。

休日の時間を有効活用だ!

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