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慈悲無き者、全てを踏み潰す

主人公が大暴れ。さあ、宴を始めましょう。

〜ビルの中F1〜


「あぁ………ぁ……ば、化け物…ぐぁ!」


顔を掴む


「あがっ!」


胸倉を掴む。


「ぶっ!ぶえっ!」


幾度も壁に頭を叩きつける。頭を潰す。


敵は怯えて逃げようとする。


殺す、殺す、殺す。


アイツを手を出した者、そしてその者に従う者以下全員を抹殺する。


グシャ!グシャ!


「ひぃ!あ、頭が!………ぼはぁ!」


「いっ、一斉にかかれ!」


数で押しても無駄な事。


先頭の1人のみぞおちにストレート、そして頭を床叩きつけ、そして文字通り踏み潰す。


頭の潰れた死体を見た数名は動けなくなり、あまりの恐怖から嘔吐してしまった。


「たっ、助けてく………げあっ!」


雑魚の命乞いなど意に介さずに首をへし折って敵を抹殺する。


死ね、死ね、死ね。


「う、うわああああああ!!!」


ヤケになった1人が、アサルトライフルを乱射してきた。おそらくAKシリーズだろう。


恐怖のあまり、反動制御が全くできてない。むしろ背後の敵に命中してるから同士討ちだな。


身をかがめつつ、距離を詰めて至近距離まで接近する。そして銃を奪い………


グシャ!グシャ!………グシャ!


アサルトライフルのストック部分で何度も顔面を殴りつける。そして銃が“折れた”。そう、折れたのだ。


知人が言うには非常に頑丈だと聞いていたが、こうも容易く折れるとは。


折れた銃を捨て、振り返る。折れた銃と変わり果てた仲間の顔を見た敵の一部は逃亡した。



逃がさない。殺す、殺す、殺す。



1人も生かさない。生かしてなるものか!


ドン!グシャ!グシャグシャ!グチャ!


おおよそ人とは思えない速さと荒ぶる剛力で潰す。


“逃げたら殺される”。”逃げられない“。腰を抜かした敵の頭に容赦無く、かかと落としをキメる。


頭蓋骨の砕ける音が聞こえる。悲鳴が聞こえる。


全て、全て、全て、殺す。


「う、うおおおお!」


背後からハチェットを持った敵が襲い来るが、軽くいなしてそれを奪う。


そして、顔面に肘鉄を食らわせて始末する。


「軍用か、上物だな。」


1階の屑共は全滅した。そして、2階へと向かった。



〜ビルの中2F〜



大勢が武装して待ち構えていたが、どうってことない。全て殺すだけだ。


鳩尾みぞおちや喉仏を攻撃し、体勢を崩してから頭部を叩き潰す。これの繰り返しだ。


人間離れした戦い方だ。これら一連の流れをたったの2〜3秒で繰り出すのは屑共からしたら恐怖の一言。


瞬殺という言葉を体現してる。


ハチェットで頭をカチ割ったり、四肢を切断する。


凄まじい切れ味を誇るハチェットと私の体術の前に敵はいない。


バラバラになった死体、潰された頭。まさに悪夢そのもの。


ハチェットで首を撥ね、返り血を浴びる。


「ふっ!」


そして、目の前の敵を無視して、奥にいた拳銃を持った敵にハチェットを投げた。


顔面を的確に捉え、男は絶命した。


驚いた獲物の背後を取り、首をへし折った。


二階の敵は全滅した。


〜ビルの中3F〜



先程とは打って変わって数は少ない。が、構えとその雰囲気からして全員が何らかの格闘技の有段者か元プロだろう。


「シッ!」


最初の獲物は鋭いジャブを打ち込んできた。無論回避は容易い。


「くらえ!」


お次は動きに無駄の少ないストレート。悪くは無い。



が、それは“格闘技”としての話だ。



「この程度か。」


「こ、コノヤロウ!」


激昂した、獲物はステップインをしながらストレートを繰り出してきた。


私は喧嘩場の“禁忌”を躊躇いなく破った。


「ぎゃあああ!」


目を抑えながら悲鳴を上げる。そして股間を蹴り上げる。


「ぁ………うぁ……」


凄まじい威力なのだろう。股を蹴り上げられた獲物の体が持ち上がり、骨が砕ける音がした。


いつもの様に頭を踏み潰し、次なる獲物へ近づく。


「ッ!」


次の獲物が繰り出してきた、一気に間合いを詰めてからの回転しながらの肘打ち。知っている。


ムエタイエルボーだ。


そのキレからしてまだ現役を続けられるだろうに。


しかし、私の敵では無い。エルボーにカウンターを合わせて、沈める。そして、執拗に顔面を壁に叩き続ける。…………死んだか。



「おう!」


今度は空手か。構えからして格闘空手だな。


実直な動き故、威力は高いが読まれやすい。


攻撃をかわして相手の顔面を掴んで後頭部を床に叩きつける。


血がとめどなく流れてくる。


「ッ!」


背後から日本刀を持った男に斬りかかれた。身なりがいい、それに刀の扱い方が素人では無い。


良い太刀筋、やはり素手では分が悪い。


「ぶほっ!?」


男の攻撃を見切り顎に掌底を打ち込む。仰け反ったところを逃さずに肘打ちを打ち込みつつ、刀を奪う。


「お、“織田の龍”………やはり強………ぐはぁ!」


男が何か言っていたが無視して斬り伏せる。


この刀、数打物かずうちものの類では無い。中々に上質な物だ。


さっきのハチェットもそうだ。ただの半グレの集まりにしては妙に武器の質が良い。


「?これは………」


バッチだ。男のスーツにバッチが付いていた。



「………皇聖会こうせいかいだと?」


皇聖会。かつて日本に存在していた極道組織。その起源は江戸時代にまで遡るという。


皇聖会初代会長の皇聖すめらぎひじりは弱きを助け、強きを挫く任侠道の体現者だったそうだ。


バブル崩壊と暴対法の厳格化によって組織は解散したと聞いていたが、裏では残党が分裂を繰り返し細々と経営している。


それに、極道者が絡んでる以上アイツを半殺しにしたのも、皇聖会の残党が襲ったのか?


後々役に立つ可能性もあるかもしれない。バッチは持っていこう。


〜ビルの中4F〜


豊富なラインナップで私を迎え撃つようだ。武器も格闘技の種類も多い。博覧会でも開こうというのか。


集団戦の動きも連携が取れてる。やはり皇聖会の残党が絡んでると見るべきか。しかし無駄だ。


床に叩きつけ、壁に叩きつけ、あるいは刀で斬りつける。


殺しという名の作業。皆殺しだ。


四肢が転がり、首が転がる。腰を抜かした屑にとどめを刺す。


〜ビルの屋上〜


これで仕上げだ。


「馬鹿が!蜂の巣にしてやる!」


10人程の屑がサブマシンガンというやつを構え、撃ってきた。


銃の発射と同時に前転をして回避する。


「ッ!?」


相手の一瞬の隙を突き、そのまま腹部へ頭突き食らわせる


「がふっ!?」


迅速に銃を銃を奪い、全員を撃ち殺す。


これで終わったかに思えた。


「ッ!?」


背後から何者か襲ってきた。辛うじて回避するも、血で滑って転んでしまった。


「くっ!」


男が馬乗りになって、殴ってきた。首を右に大きく動かしてかわす。


間髪を容れず、右ストレートでカウンターを打ち込む。


今度は私が馬乗りになる。顎に一発を入れる。


「お、織田信龍………こうなるなら、あの時断ればよかった………」


聞き捨てならない言葉が聞こえた。あの時断れば?


聞いてみる価値はありそうだ。


「お前がアイツを、翔太を襲ったのか?」


「テメェ、こんなことしてタダで済むと思ってんじゃねぇぞ………」


無言で顔面に拳を叩きつける。鼻柱が折れた気がするが、気の所為だろう。


「もう一度言うぞ、襲ったのか?」


今度は語気を強める。男は怯えながら口を開いた。


「は、はい………」


「何故翔太に危害を加えた?」


「俺達………か、金で雇われただけなんです」


「誰が雇った?」


男は口を開かない。もう1発殴ってやった。


「誰が、雇った?」


「き、“教団”です………」


教団だと?きな臭いことこの上ない。


「そうか、ではな」


「まっ、まっ………!」


グシャ!嫌な音を立てて、男の顔面に踵を落として、始末した。


程なくして、複数の足音が聞こえてきた。


「龍姉!」


「信龍殿!」


「うわっ!マジかよ………」


妹の京花きょうかと、導師の付き人2人だ。


「信龍殿、導師からの命だ。ご同行願おうか」


導師か。アイツの命令とあらば従う他ないな。


こうして、この襲撃は幕を閉じた。しかし教団が絡んでいる以上、これだけでは終わらない。


何にかの、予兆か?

半分寝てる時にネタが思いつく。


教団とは何者なのか。

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