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素質

信常は、特に目立った所は無い。つまりは無個性だ。


だがそれは誤りだった。


信常はこの私の素性をいち早く察知して最適とも言える行動をした。


もっとも、神楽の魔の手から逃れなかったそうだが。


しかし、腐ってはない。神楽はひ弱な見た目で果断即決かだんそっけつの奴だ。


奴が連れ戻されたのも、理由があってこと。


信常が今回の騒動のカラクリを見抜き、私を含めた六神将に暴露したことで神楽の本性を知った。


神楽は“悪”だ。正確には必要悪のようだが?


私たち姉妹が祖父から“武”を見出されたのなら、信常は、観察力・洞察力・推理力の3つを見出された。


それでいて神楽に弓を引かない辺り、器用で利口なやつだと思う。




「安心しろ、信常」


「藪から棒になに?」


「神楽は、お前に肉体労働は望んでいないぞ?」


「………?」


「裏方、だな。お前は」


「はあ?」


信常は困惑してる。当然だろうな。


「お前の力は、大きな助けになる。神楽の目利きは抜群だな?」


「………翔太についてはどう思うの?」


案の定この質問が飛んできた。


そうだ。翔太が生死の境をさまよい、私が組織に報復した。それは神楽が仕込んだもの。


憎しみがないといえば嘘になる。


「…………いや、ごめん。今のは忘れて」


珍しい。信常が私に対してこんな言葉を言うとは思わなかった。


「ああ、そうさせてもらう」


「肉体労働は断固反対か?」


「断固反対だよ」


インドア派の極地だな、信常は。

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