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黒き龍の逆鱗:プロローグ 愛ゆえに

伴侶(予定)を半殺しにされた主人公の憎悪。そして、それを分析する“導師”の付き人二人。

〜大きなビルの入口〜


「───ふふふ」


「人の物に手を出したその罪。」


「死を以って贖え!」


〜車内〜


重い空気が車内を包む。俺たち大道寺繁邦だいどうじしげくに


そしてもう1人四季幽摩しきゆうま


信龍のぶたつが来たか。厄介なことになったな。」


「あのガキ、小野寺翔太おのでらしょうたが半殺しにされて今も意識不明の重体」


「信龍がここにやって来て早々に、まあ大暴れすることになったな」


「あの目、お前さんも見たろ?」




〜総合病院の病室〜


心電図の鼓動が聞こえる。彼は生きている、それだけで安堵した。だが、コイツに手を出したヤツを許す訳には行かない。


「あーあー」


「手酷く痛めつけらたか」


「…………」


彼女はその顔に静かな憎しみを滲ませながら、無言で病室を後にした。




「ああ、アレは………絶望と憎悪に駆られた目だ」


「もっと厄介なのは、信龍が三女傑さんじょけつの1人であること、そして残りの2人と三猛将さんもうしょう………」


「んで、我らが主たる導師どうしがその行動を承認したってところがめんどくさいのよ」


「事後処理どーすんだろーねー」


「現実逃避不可能だぞ。………とりあえず話しを戻すぞ」


「あの目は、過去に人を殺めたことのある目だ」


「殺めたといえば確か、織田家の家督相続でゴタゴタがあったな」


「うんうん、要約すると翔太君以外とくっつくつもりは無いと言い放って、猛反対した親父さんを───」





「見せしめに惨殺したんだってな?」





「あんガキが絡むと、とんでもない怪物になるな。あの女」



「愛ゆえに狂い、愛ゆえに全てを踏み潰す、か」


「奴はもう既に本拠地に乗り込んでる。今頃大暴れしてるだろうな」


「あーあ、阿鼻叫喚阿鼻叫喚、めんどくさいめんどくさい」


「面白いって言わないんだ」


「面白かねーよ、今回ばかりはめんどくさいことこの上ない」


「“導師”の命令じゃなきゃ絶対に行きたくないよ」


「とりあえず、下着含めた着替え持って、信龍のところに行くぞ」


「今頃敵さん達は血祭りにされてるだろうよ」

次回からは主人公が敵さんを血祭りにします。

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