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僕は天使か悪魔か  作者: ミンチョコ
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第一話:処刑ピンチ

異世界には"種族"の区別がある。

バンパイア、天使、アンデットなどなど。

なら僕は一体何なのか。どこから来たのか、それとどうしてこの世に産まれてきたのか。

僕の髪は右半分が黒髪で左半分が白髪、左右の目が緑と赤。

背中には天使の羽と悪魔の羽が付いている。つまり僕の外見は半分天使で半分悪魔。


僕は自分探しの旅に出た——そして僕の考えを変えてくれる人に出会った。

異世界には"種族"の区別がある。


バンパイア、天使、アンデットなどなど。


なら僕は一体何なのか。どこから来たのか、それとどうしてこの世に産まれてきたのか。




僕の髪は右半分が黒髪で左半分が白髪、左右の目が緑と赤。

背中には天使の羽と悪魔の羽が付いている。つまり僕の外見は半分天使で半分悪魔。


なら君は思うでしょう、僕は悪魔と天使の子ですかって。


多分そうだけど僕も実の親に会ったこと無いからわからない。

ただ天使の羽があるからって誰の子かわからないし、羽つきの悪魔だって種族が多過ぎる。


別に悪魔と天使の子っていうパターンはあるけど普通はどっちかに似て、僕のようにハーフの特徴が目立つ者は珍しい。



自分でいうのも哀れだが、僕は捨て子だ。



自分の親が誰何か知らず、何の為に生きて行くのかも分からず、ただこのように歩くだけ。


僕、今年で15歳。


名前なんて無いよ、皆は僕のこと"オレオ"っていう。

あのね、オレオっていうのは人間界にある白クリームが黒クッキーに挟んでるおやつらしい、シンプルすぎて笑えるでしょ?


えっ?僕がハーフだから天使と悪魔とも仲良く出来る?

アッハハ、それはとんーだ勘違いだよ。


まさにその逆、本当僕はどっちかに生まれてほしいぐらいだね。


天使に会えば皆は僕の悪魔の翼に怯えてあまり声をかけてこない。

悪魔は僕の天使の羽を面白がって一枚ずつ剥がす、うん、嫌がらせだ。

悪魔は天使を馬鹿にし、天使は悪魔を憎み、その間の僕はどちらにも好かれて無い生物だ。

むしろ皆には遠ざけられている、、、、、、


辛すぎて自害しようとも思ったが、自己再生能力が優れすぎてたとえ首がはねても次の日には元通りだ。



僕は一人だ、、、、



どうしてこの世にうまれてきたのか、、、、、


僕は天使なのか、悪魔なのか、、、、、


僕は、、、、、


僕は一体ダレ?




_______________________________

僕は僕自身を理解する為生きて行く。


まあ、どうせ自分を知りたいならもっと遠い所に行かないと答えがでないし、今日は"冒険"することにした。


皆には好かれてないが、一応ハーフの特徴のおかげで魔界と天界が自由に行き渡りが出来る。


今日は魔界の"禁忌"の図書館に行くことにした。


禁忌っていうのは図書館の四階、ー周りの人は"4"が死の数字だから封鎖されてる。


中に入った者は皆処刑らしい。って言ってるけど僕から見て何かの言い訳にしか過ぎない。


だって悪魔が死の数字に恐れてるって天界に言ってみてごらん?やばいネタにされるぞ?


だけど僕には試してみる価値がある。

だってもし禁じられた魔法本とか、もしかしたら自分の種族が分かったりしたら面白いじゃん。

もしバレたとして処刑されたとしても、もうこれ以上最悪の転生が考えられない。


僕はそう思い図書館の場所に来た、別に初めてきたってわけじゃないけどこれはこれでスリルがあってワクワクする。


もちろんエレベーターは四階のボタン自体存在していない。


なら階段はどうだろうか、鍵がかかっているのか。ならその鍵はどこの誰にあるのか、まさかいきなり犯罪しろってな。


だがまずは行ってみないとわからない、何もかも試してみるのが僕の主義。


この図書館の全名は『聖月図書館』、魔界の図書館に『聖』とはね、僕には禁句にしか見えないな。

だがこの魔界で一番規格の大きい図書館には変わりがない。


子供から大人まで楽しめ中にはあらゆる本がある、天界からの観光客が来ることも多い。



僕は階段を歩きながらつぶやき始めた。



「まずは入り口、中には政治に関係する本が多い。戦、歴史など、お子様には難しい本が多い、あいにく僕はお子様じゃないのでわかるけど~。」


この身分のせいでもしまた戦があった場合、僕はどの種族に含まれるのもわからないし。


だぶん一番最初に売られるだろう。


まあ、今のところ戦はなく平和だな。



僕は二階へ上がった、


「二階は大人の本が多いな、この僕にはほんと合わない、、、まさか二階全部がこういう本とはな。」


僕は一つの本を手に持つ。


「前にいってみた時、様々なプレイがあったな、、中には僕と同じぐらいの男の子だっていたし、ああ、思っただけで吐き気がする。今の時代って性別とか種族とか関係なさそうでもやってする。まあ僕のような雑種は狙われたことはないから関係ないや。」


また変なこと考えてた!いつか、二階は僕が焼き尽くそう。これ以上の人がトラウマにならない為に!


もちろん焼き尽くす為には火の魔法を覚えてないといけない。



「三階がその魔法本がある場所、一番人が多く、一番図書館らしい場所だ。僕がよくいく所だが正直あまり役に立つ魔法が少ない。そもそも犬を猫に変える魔法なんて何の意味があるのか、、それを覚えてしまった僕も僕だ。犬何か全部消えちまえ!吠えてくると怖いんだ、畜生!」


僕は犬が嫌いだ、ほかの人は犬は忠実な仲間っていうが僕にはそんなのいらない。


だって僕には仲間なんていらないし。


「着いた、」


僕は四階の前に立った。


(このガラスに布がぶら下がってよく見えないが、やっぱり灯りついてるじゃん。何が呪いの数字だ、誰かの秘密基地になっているし)


僕は耳を壁に寄せた、三階とは大分違い静かだ、自分の心臓の音しか聞こえない。


何か次の瞬間誰かに捕まり処刑される気がする、ならその前にどうしても入らないと。


(もうすぐで触れる、ドアノブに)



ドクン、ドクン



(焦るな、、、僕)



ドクン、ドクン



ガチャッ!



「えっ?」



ガチャガチャガチャ



(心配して損した、鍵付いてた。っていうかこれが常識だし、どうして僕は簡単に入れるとか思ったのだろうか。)


「はあああー」


何か疲れた、階段上ったせいか。それとも処刑されなくてほっとしたのか。それとも、目的が果たせなくてガッカリしたのか。



「しょうがない、また来てみるか。」

「へえ~?また来るんだ、諦め悪い子だな~?」


!!!!!?


 「誰?」

 

 しまった、油断した。まさか誰かが僕の後ろにいたとは。あまりにも集中してほか何か気にしてなかった。


 カッ、カッ、カッ


 「へえ~、よく噂に聞くけど本当に半分半分だね、僕?」

 

よく見えた、男の人、身長およそ186cmぐらいかな、高い。


黒い長めの髪が肩にのせて、白いパーカーなんか着てなんかチャラぽい奴だ。

これはやばい、逃げるか、相手を殺せばいいのか。

いやいや、僕はまだ152cmの未成年だ、魔力も足りないし逃げ切ること不可能だ。



 その時男は口を開いた。


「入りたいでしょ?」


 えっ?



「四階に。」



 男は笑う。



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