こころやさしい みこひめさま
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みこひめさまは
あおき そらから
いらっしゃいました
くるしむ りゅうを
すくうため
つよい りゅうは
おくびょうものでした
にんげんを おそれ
ふりはらいました
おおきな りゅうは
がんこものでした
たとえ いのち つきようとも
すみかを はなれませんでした
みこひめさまは
りゅうと にんげんが
なかよく なれるように
ねがいました
みこひめさまの なみだは
りゅうの かわきを
いやしました
みこひめさまの ちは
りゅうの うえを
いやしました
みこひめさまの おかげで
りゅうと にんげんは
しあわせに
くらすことが できます
みこひめさまの ほほえみが
りゅうの よろこびに
なるからです
けれど
みこひめさまは
てんへ
かえることが できません
ふつうの
にんげんと おなじように
くらすしか ないのです
ひとりぼっちの
みこひめさまは
おかわいそう
いいえ いいえ
そんなことは ありません
みこひめさまの
となりには
すてきな きしさま
きしさまは
みこひめさまの うれいを
はらって いらっしゃるのです
これが
くにを まもってくださる
みこひめさまの おはなし
だから
おやすみの まえには
みこひめさまに おいのりを
やさしき みこころが
どうぞ やすらかで ありますように
よいこは あさまで
ぐっすり おやすみなさい