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プロローグ

 私は平凡な、高校2年生の16歳の女です。


 少女とも、女性といえない年齢の狭間・・・私は胸を張って恋をしていた、そんな経験があります。


 小学6年生から、中学3年生までの、長い長い片想いでした。


 その想いが、成就することはありませんでしたが、それでも私は彼のおかげで、恋をしたおかげで、一回りも二回りも大きくなることが出来ました。


 今だから言えること、それは恋がすばらしいものだということです。


 私は恋をしたことがない、最近していない・・・そう言われる方に、ぜひ恋をしてくださいと言いたいです。


 いいことだけじゃなく、辛くて、苦しくて、何で恋なんかしたんだろう・・・そう思うこともあります。


 それでも最後に何か、必ず胸に残ると思います。


 それは人それぞれとはいえ、歳を重ねる度に、尊いものとなっていくと思います。


 なので、私は恋をして欲しいと願います。


 どうか、この物語を読んで、恋をしている方はさらに頑張ろうと、恋をしていない方はしたいと・・・そう思っていただけることを願います。

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