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幻想伝説交響曲~君への愛のラプソディ~OP

本編の前世龍子がやっていた乙女ゲームOP部分です。

OPなのでマニはまだ出てないよ。

ある日、龍子は【幻想伝説交響曲~君への愛のラプソディ~】という乙女ゲームを手に入れた。

それはとても声優さんが豪華で、キャラデザも人気絵師が担当。

ヒロインがゲーム内で基本シナリオノベルの選択肢方式で、いろんなイケメンとキャッキャウフフするという。

まぁ典型的な乙女ゲームでした。

難易度がキャラ別にかわっており。

イージーモードはシナリオだけで展開する初心者向け。

ノーマルモードは、育成シュミレーションモードで、ヒロインの能力強化を図り。

攻略キャラを増やしたり。

スチルとかグラフィットとかまぁ、イージーより多くの美麗な描きおろし一枚絵を見ることが可能に。

ハードモードはRPG要素や錬金要素があり。

恋愛以外のEDやサブキャラシナリオ、さらには隠れキャラを堪能出来たりするので。

長期にわたって人気作だった。

色々盛り込んだのは、別作品の企画とくっついた結果で。

特に恋愛以外のあるハードモードは、完全に別作品の残り香が強かった。

ちなみに、ヒロインは性格が、おとなしい、無邪気、勝ち気の三種類から選べ。

同人誌活動ではいろんな主人公が産まれた。

一部の腐ったお姉さま方は、ヒロインを当て馬にしたBLとかも流行ったほどに大人気なイケメン揃いでした。

まぁ野郎キャラが沢山いるとよくある傾向ですね。

変わり種は、攻略者対象のにょたですかね。

とてもうるわしくもゆりゆりしかったです。

舞台はシュルツ王国

そこそこ繁栄しているけれど、貴族はちょっと腐り始めている。

そんな中で、身分の低いヒロインが、奮闘して下克上したり。

逆ハーレム作ったり、たった一人と結ばれたりする話。

ゲームオーバーも緩くて、貴族をやめて庶民に戻るものか、男爵家で奮闘するEDになります。


ヒロインの名前は変更可能ですが。

基本名前はチェルナ・マクラーレン男爵妾腹の娘な令嬢。

小柄で愛らしい庇護欲をそそる感じなのに、何処かコケティッシュ。

ローズピンク色の艶やかでふわふわな髪。

そんな娘でした。

基本メンバー攻略者は。

一人は銀髪の王子様的風貌の、喋らなければイケメンの腹黒。

ギルシュ、公爵長男。

一人は赤髪ショート脳筋騎士ヤーゼフ、庶民上がりの実力派。

一人は青髪ロングのツンデレ魔法使いサリバ、侯爵三男坊。

一人は緑髪おかっぱの泣き虫ショタ司書エイゼフ、伯爵次男。

ちなみにゲームでのセンターポジはギルシュ。

町中で暴漢に絡まれているところを救われて、ヒロインが一目惚れするところからスタートします。

彼らはそれぞれ家庭に事情があり、それをヒロインが心解して癒やす。

そんな身分は低くても、何処か導き手のようなヒロインに、彼らは次第にこころ惹かれ癒されていくというストーリー。

ノーマルモードになると追加されるのは。

スフィア王国のナルシュ・ド・スフィア第二王子。

留学生で登場する陰謀策謀大得意キャラ。

彼は気をつけないと、戦争の火種を持ち込むので。

改心させる為の行動はおかん的な叱責です。

すごくマザコンなので、頼れる女に弱い模様。

これも好感度が低いと逆上させちゃうから、親密度とにらめっこだった記憶があります。


隠れキャラなんかはハードモードでしか出てこないから。

初心者にはお目にかかれなくて、結構みんな苦労したようです。

創造神パニマは、神聖度と召喚魔法が高いと降臨して助けてくれます。

虹色龍ゼファーは、契約魔法と召喚魔法が高く無いと契約できませんが。

契約できれば戦闘時助けてくれます。

他にも、補助冒険者に。

ツンデレの女剣士リコリス、オドオドな男剣士ユリウスの双子剣士。

おっとりな女魔法使いキリア。

腹黒魔法使いガレス。

無口聖女シェリス。

おしゃべり神官ロイ。

武器屋ゾフィ。

防具屋シルフィ。

錬金メインになると出てくるのは。

薬品屋ゴードン。

本屋イミテア。

何でも屋ホリス。

それ以外の行動範囲は。

町中は、シュルツ王立学校、公園、動物園、遊園地、商店街王宮。

町の外は、森、林、草原、海、山。

などがありました。

サポートキャラは、それぞれ悩みクエストがあり。

それらを攻略していくと、冒険仲間になったり。

依頼を沢山くれるようにになったり。

評価をあげて本来の身分では入れない場所に出入り可能になったりします。

横道に逸れる事で、長く遊べるんですよ。

例えば冒険。

モンスターリストを埋めたり。

召喚獣を増やしたり。

冒険でしか確保出来ないドロップアイテムあつめたり。

例えば錬金。

調合アイテムリストを埋めたり。

レアアイテム作ってイベントクリアしたり評価もあげたり。

やれることが本当に多い。

とりあえず、しのごの言わずにゲームをスタート!


「わぁ、これが王都・・・綺麗なお城・・・。」

チェルナは、貴族の通う学校に、これから入学する為やってきた馬車の中からモンの中に見える大きなお城に見惚れていた。

「はい、お嬢さん。

王都に着いたから降りなさい。」

「あ、はい。ありがとうございました。」

ぺこりとお辞儀して、チェルナはここまで連れてきてくれた馬車主にお礼を言う。

学校は王宮の直ぐ隣だから、迷うことはなかったが、なにせ人混みに慣れないチェルナはフラフラしてしまう。

どん!

誰かにぶつかってよろけて尻餅をついた。

「きゃっ!」

慌てて立ち上ろうとすると、いつの間にかガラの悪い男たちに囲まれていた。

「こらねぇちゃん、何ぶつかって知らん顔してんだよ、あぁん?

なめてんのかこら!」

「や・・・あの・・・ごめんなさ・・・。」

「お、兄貴、こいつ綺麗だからいい値段で売れるんじゃね?」

じろじろと値踏みして、ニヤリと嗤う。

「いいね、んじゃねぇちゃんちょっくら俺らについて来いよ。おらっ!」

ぐいっと無理やり引っ張られて、腕が痛い。

「きゃっ、痛い!やっやめてください!」

半泣きになって訴えるが、男たちは楽しそうにしているだけだった。

「おい、その手を離せ。」

誰かがチェルナの手を掴んだ男の腕を捻じり上げる。

その人は、とても素敵な男性だった。

痛みも忘れ、見惚れている間に、男たちはいなくなってしまった。

「大丈夫?」

よろけた私を優しく抱きとめて、彼は心配そうにこちらを見ている。

「あ・・・あの、大丈夫です。

助けてくれてありがとう。」

「いや、ここは人も多いから、君のような不慣れそうな人には危険だね。

良かったら家まで送ろうかい?」

「あ・・・はい、実は今日ここに引っ越してきたばかりで。

その、王立学校の寮なので迷わないと思って・・・。」

「なんだ、なら丁度いい。

俺も今年から学校の寮通いになったから、これから向かうところだったのさ。

男子寮は女子寮の隣だから途中まで一緒に行こう。

うむ、同級生だな、俺はギルシュ・シ・アウレオ公爵子息だ。」

「こ、これはとんだご無礼を。

私はチェルナ・マクラーレン男爵令嬢です。」

公爵様・・・なんて雲の上な・・・。

一瞬浮かんだ恋心が、かき消され水を掛けられたように消沈する。

私はこの学校で、こんな素敵な人に出会ってしまった。

この想いをどうしたらいいのだろう?

沢山の恋と冒険と勉強の日々が、音を奏で世界を彩る。


タイトル【幻想伝説交響曲~君への愛のラプソディ~】カットイン

OPアニメスタート。


龍子「うーんあま~い!ふは、甘酸っぱいね。

どうしてこうならなかった。」

龍子はゲームを思い出しながらひとりごちる。

あの頃、龍子は愛に餓えていた。

一番大好きな人に相手にされなくて。

二次元に縋ってしまった。

けれど、やればやるほど虚しくなって。

気づけば冒険者や錬金術師モードばかりやっていたような気がする。

素直になれない馬鹿な私には、この悪役令嬢のマニファーナ・ラ・シュルツ第一王女がぴったりだったのかも知れません。

ゲームのマニも私も、ひたすら高飛車で、ヒロインにデレることはなく。

ずっと陰口を叩いたり、物を隠したり、と小学生の悪戯しかしていなかった。

なのに断罪されたのだ。

ゲームの時は、婚約破棄を大衆の前で言い渡され。

断罪され国を追われる。

リアルだと、まさかの薬盛られて捨てられるの巻。

婚約者が犯罪者にシフトチェンジしてまじ困惑。

とりあえず、ゲームやりましょうかね。



本編内容は次回に。

ちなみにイージーのイメージはシナリオノベル選択肢方式。

ノーマルは懐かしの育成シュミレーション方式。

ハードは最終幻想的なRPGと調合爆発が(ェ。

というイメージです。

ゲーム制作段階で、2つのゲーム会社が悪魔合体してコンゴトモヨロシクと調子こいた結果大ブレイク。


ちなみに征君の方のは、陣形組んで戦う、タクティカルシュミレーションRPGですかね。


とりあえず、次にさらっとゲーム本編書きますが。

まともだったヒロインは、このゲーム本編でしか見られません(断言)。

今作品のヒロインちゃんは、転生腹黒淫乱ピンクとして何故か覚醒してヒャッハーシてしまった残念な人なので。

可憐な姿は・・・(目逸らせ)。

ちなみに、ヒロインちゃんがまともだったら。

更生したマニちゃんと親友になって、ゆりゆりしくキャッキャウフフEDもあった・・・かもしれません。

その場合、マニちゃんがガチでツンデレ属性にシフト?

ちなみにヒロインさんはストーリー進行で、おとなしい子が攻めに転じたり、強気の子が肝心なところでヘタレになったりするギャップ萌えモードもたのしめる・・・かも?

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