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砂漠のシークと荒ぶるツインテの野望?

砂漠のオアシスが不自然に枯れる事件が起こり。

砂漠のシーク アルジェント・ダルク・トレジャスがお忍びで各地のオアシスに来た時に、泉で真っ裸なマニと出逢ってしまった。

文に起こすと間抜けだが、当人達からしたらそれどころでは無い。

マニサイドは変態覗き痴漢とか思っているし、アルジェントは何処か幻想を見ている。

マニは見た目だけは麗しい美人寄りな美少女なのですが、中身は残念だしね?

温度差は縮まる気配を見せる事は有るのだろうか?


「オアシスの君…女神か水の妖精の化身のように美しかったなぁ…。」

ぼぇ〜と魂抜けたような腑抜けっぷりで、仕事の空き時間は譫言と溜息ばかりの駄シーク・アルジェント。

生真面目の塊みたいな男の豹変っぷりに、部下や周囲が困惑していた。

まぁ、マニったら罪なオ・ン・ナ!

などと前世の友人達に言われそうな情況である。


因みに、枯れたオアシスの泉は、トレジャス家お抱えの水魔道士団の者達により急遽泉の底の岩盤を染み込み辛くし、水源を増やす応急措置にて修復され。

上流の雨不足が落ち着いて一件落着した。

後、水魔道士の作る水は水道水レベルの味なので、天然水には負けるが飲めなくは無い安全な物だ。


この辺り、砂漠に沈んですっかり川は無いのだが。

遠くに見える永久氷土が山頂にあるメガーディス山で沈んだ水が伏流水になって湧く地点が各衛星都市のオアシス泉である。

因みにこの地方、メガーディス山頂の雪の下は、切り立った断崖絶壁と岩だらけなヒマラヤみたいな感じで、中腹から針葉樹林で殺伐とした北方のような景観だ。

尚、このメガーディス山の断崖絶壁の反対側は海。

すなわち、スリルとサスペンスな景観になってたりする。

この辺りは太古の神々の戦闘で陸地ごと山の反対側が消し飛んだ!とか言われているが。

原作の設定にはそんなものは無かったので、パニマの追加世界作成か本当に戦闘で消し飛んだかのどっちかだろう。

水が枯れた原因は、今年のメガーディス山への降雪が例年より少なかっただけである。


おや?アルジェントの様子が?


「女嫌いのアル様が、まるで初恋の子供のように狼狽えて…誰が相手なの?

ウフフフ、潰さなきゃ。

虫は排除シナキャ…わたくしこそが彼の方の心の拠り所なのよ。

邪魔させないわ、ブツブツブツ。」

妖艶なアルジェントのハーレム一の妃、レイフィアは黒髪ツインテを振り乱し、物騒なヤンデレ言葉を吐きながら、ウロウロと後宮の個室を歩き回る。

レイフィアは身分もスルキア公爵の娘と高く。

気が強く我儘で、独占欲の塊みたいな女だった。

ゆえに、婚姻後も手を出されず自分の物にならないアルジェントへの愛憎的な感情を後宮の身分低き女達に当たり散らして済ませていた。

そう、彼女こそこの砂漠のシークシリーズの黒薔薇と呼ばれた悪役妃だ。

マニにとって、初めての悪役仲間なわけですが、どうなっちゃうんだー?〈棒


長い三つ編みツインテを振り乱す度に、隣に並ぶ女官にバチンバチンと当たっている。

「ふぎゃ!

レイフィア妃様…硬い三つ編みは武器になるんです。

痛いデス、振り回すのやめて下さいませ!

ヌンチャクか?!」

側付き女官は子供の頃からのベテランさんなので、レイフィアの扱いは雑である。

だが、頭も残念なレイフィアは聞いてなかった。

「オホホホホ!

ヌッコロ!」

「だから聞けよ、馬鹿主人!」

「オホホホホ!」

女の子増やして見た

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