終わったと思っていたら、終わっていなかったお話。
本気で終わったと思っていたのです。新刊が出るというお話は、立ち消えになったと思っていた。
「姫さまですよねっ!?」という拙書の2巻が出た直後に、担当さまからご依頼がありました。
担当:姫さまの3巻とは別に、新しいお話を考えてください♪ それをジュニア文庫で本にして出しましょう!
3巻だけでもうれしいのに新刊とは! 躍り上がって喜んだわたしは、たった一晩でプロットを提出しました! 担当さまから「やっぱ、あの話はナシで」そう言われるまえに、既成事実で固めようと思った。ww
基本的な部分は1発でOKが出て、細かい修正をして本文を書くお許しが出ました。取材をしたり参考資料を集めながら本文を書き進め、さらに細かい部分を担当さまと微調整する。
毎日まいにち姫さまを書きぃ~の、新刊を進めぇ~の、なろうで異世界恋愛をアップしぃ~の、エッセイを更新しぃ~の日々です。 雇用保険を受給していた時に仕事をした報告が必要なので、所定のカレンダーにチェックを付けていました。一日も休まずチェックが付いたカレンダーを見た窓口の方が……、
窓口:作家さんて、一日も休まず書くのですか?
ソウ:ほかの方は知らないですけれど、わたしは休みません。
窓口:土日もお書きになるんですね……。
ソウ:年末年始もお盆も書きますよ♪
窓口:……うわぁ……(← どん引きしている)。
だって毎日書いて集中力や筆力を鍛えていないと、カンが鈍る気がするのです。何かしら書いていないと、いざという時に書けなくなりそうで怖い。ゆえに作家になってからこの2年ほどは、ずうっと毎日何かしら書いています。毎日アホほど書いても大した量にはなりません。エッセイは実話ですからスラスラと書けますけれど、創作は書くより「どうしよう……?」そう悩んでいる時間のほうがずっと多いです。たった1行書くために3日悩んだりしますし、「AとB、どっちが良いんだ?」その答えを出すために、調べ物をしまくったりします。文を書くより頭を掻きむしっている時間のほうが、はるかに多い(苦笑)。
そうこうしているうちに、担当さまへ投げた新刊のお返事が返ってこなくなった。勇気を出して一度だけ「どうなっていますか?」そう聞いてみると「ほかの業務が忙しいので、少しお待ちくださいね~!」と返ってきた。ちょうど第9回 ジュニア文庫小説賞の結果が出る頃でした。わたしは第6回で大賞(一等賞)をいただいて、その後の7回も8回も大賞が出なかった。「小学館は、賞金を出すお金がナイんかな?」勝手に想像していたら、第9回ではお二人も大賞が出た!! ビックリです! そういう時期だったのでわたしのことでお手を煩わせてはいけないと、催促するのをやめてしまった。
ちょっとお話は変わりますけれど、いいですか? ここまで書いて思い出した! めちゃめちゃ腹が立ったお話です!
以前のエッセイで「わたしの担当さまはジュニア文庫で、ドラえもんとコナン君のノベライズをご担当なさっている」そう書きました。
するとログインしていない通りすがりの方がご感想で「個人情報の漏洩では?(問題ありでは?)」そうお書きになった。ログインしている方の書き込みでしたらきちんとお返事しますけれど、通りすがりで匿名の方にきちんとお答えする気になれん! 激怒したわたしは「〇〇が〇〇ですので、〇〇でございます。ゆえに〇〇ということで〇〇です」すべて伏字でお答えしました。わたしのやり方も、どうかと思います(苦笑)。けれども「個人情報の漏洩では?(問題ありでは?)」なんてイチャモン付けるなら、正々堂々とログインしてから書いてほしい。ってかログインしてたらそんな無礼なことは書けないと思う。匿名のしょーもない書き込みに嫌気がさして、以後はログインしていない方からの感想は受け付けない設定に変更したら、平和が戻ってきました。
(すみません! この上記の記述、私が間違えています! 正しくは「ログインしているけれど、活動実績がない(もしかして裏アカ?)方からの書き込み」だと思います……ん? でもご感想は、ログインせずに書き込みできるのですっけ? 重ねてすみません。細かい部分は忘れました。こちらからDMなどでお返事ができない方で「一方的に書くなんて、卑怯だ!」と思った方です)
これですね、本をたくさんお読みになる方ならご存じだと思うのですけれど、本の担当さまのお名前は公表されています。秘密でもなんでもない。それを「個人情報の漏洩」と言われて、カチンときた次第です。
ご清聴、ありがとうございました! なろうの基本設定は大事です! 匿名の悪意のある書き込みを防ぐために、ぜひご活用ください!
お話を元に戻します。閑話休題です。
待てど暮らせど新刊のお返事はない。よく考えたら実績のないわたしの新刊を出すなんて、リスクが高いよな……。3巻を出してもらえるだけでもありがたい。たぶん新刊のお話は立ち消えになったんだ……(涙)。でも毎日お話を書く練習をしないと、カンが鈍ってしまう。どうしたらいいんだろう? そうだ! エッセイを一所懸命に書こう! エッセイで練習をしよう! そう思って長めのエッセイを投稿していました。
別件で用があったので担当さまとメールのやり取りをしていました。新刊の話はなくなったと思ったので、話題にしなかった。すると担当さまから…………、
担当:たしか新刊は、私のターン(順番)でしたね! 近日中にお返事します!
ええええええっ!? 新刊の話、まだあったんですか!? とっくに消えたと思っていた! そしてこのお返事は、昨日いただきました。つまりわたしがエッセイで「印税を生活費に折り込んでしまったので、本が出ないと飢え死にする」そう書いた直後でございます…………。やはり担当さまは、このエッセイをお読みになっているらしい…………(涙)。担当さま、もし良かったら、プロの目で見た私の異世界恋愛のご感想を聞かせてくださいませんか? めっちゃ知りたいのですけれど…………。
そういうワケで今度から、エッセイは短めになります。今までは時間をかけて書いていましたけれど、今度から中身をギュッと濃ゆくして、端的に表現する練習をします!
ここまで書いて、56分が経過しました。1時間で1本書けるよう、練習します! そしたらいつか、西尾維新みたいに1日で10万字書けるようになると思うの! がんばるぞぉ~!(← たぶん無理。あの人には神様か悪魔が憑いている。もしくは本人が神か悪魔だと思う)
ではでは皆さまにも、嬉しい復活劇がありますように☆