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【登場人物紹介+設定解説】侍女長ロリス/アレサ王女 D章まとめ

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◆『侍女長 ロリス』


『人々』

【クラス:レディアテンダント】

【ランク:侍女長/準一級】

【年 齢:10】

【種 族:自動人形】

【レベル:10】 ※15レベルを最大とする、レベル5で中堅、レベル15は神々に比肩する

【器用:A】【敏捷:B+】【筋力:C+】【生命:A+】【知力:A+】【精神:D】


【ステータス解説】

 王侯貴族に仕える従者。

 身辺警護も兼ね、侍女には多種多様な技能や教養が求められる。

 戦闘に特化した職業ではないため、通常はそれなりにしか戦えない。

 王族に仕えるメイドの場合、メイド自身も貴族階級であることが多く見られる。


 ロリスは自動人形といわれる神造兵器である。

 製造時点、つまり0歳にして知恵の神メティスの知識の多くをインストールされている。

 鍛冶の神ヘパイトスが護衛目的で作った為に、無類の強さを誇る。

 ただし人間のように成長・変化する要素に乏しい。


 またその精神は実年齢に応じてどこか幼く、種族的にも人間ほど強固ではない。

 考え方が幼い、ということではなく魔法などへの耐性が低く魔力量もさほどではない。

 “神の血”という特殊な流体を操り、駆動、戦闘に応用する。


【解説】

 アレサ王女の直属の側近にして教育係、そして唯一の現世における家族。

 冥府の女王ペルセフォネに与えられた命令に従い、アレサ王女を最優先に行動する。


 10年前、亡きスイレン王妃から当時四歳のアレサを託される。

 数年間の洞窟暮らし等で多数の暗殺者を退けるなど、色々苦労してきた。


 自己を冷徹な自動人形として認識、そう務めている。

 しかし稼働年数を経るごとに人格に変化があり、今なお成長をつづけている。


 自動人形という性質上、強制力に弱い。

 上位者の命令だけでなく、アレサやカラットの精神干渉にも影響を受けやすい。

 一言でいえばチョロい。


 製造者ヘパイトスの私怨とペルセフォネの要望で対アレス対策があるらしい。

 単なるハッタリか、最終兵器かはヘパイトスのみぞ知る。

 

 補足すると鍛冶の神ヘパイトスは、愛の女神アフロディーテの正式な旦那さんである。

 しかし戦神アレスとアフロディーテは恋仲にあり、不貞の愛を育んでいる。

 不倫相手のアレスをぶっ潰す最終兵器ならば喜んでヘパイトスは作るだろうという話。


 カラットの誘惑にコロッと負けてしまう。

 保護者としてアレサを大事に思う一方、その育ちゆく魅力に悶々とさせられていた。



 



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◆『マケドニア王女 アレサ』


『人々』

【クラス:プリンセス】

【年 齢:14】

【種 族:半神/豊穣神】

【レベル:5】

【器用:B】【敏捷:D】【筋力:E】【生命:S】【知力:B】【精神:A】


【ステータス解説】

 新進気鋭の強国マケドニア高地王国の、先王の忘れ形見。

 豊穣神の系譜にある半神でもある。


 年齢相応に幼いところがあり、個人的資質が突出しているわけでもない。

 しかし種族上、尋常でない生命力がある。

 劇中披露する機会こそなかったが、並みの怪我は自然回復してしまう。

 また魔法に対する強固な耐性がある。

 知力は秀才レベルで高く、王族としての教育のおかげで利発に受け答えができる。


 しかし知識には偏りが大きく、世間知らずなところも……。


【解説】

 先代マケドニア王アミュトスと王妃スイレンの娘。

 しかし王妃スイレンの正体は冥府の女王ペルセフォネ。

 そしてアミュトスは転生する古代の植物神「アドニス」であった。


 4歳の頃、戦神アレスと現王一派に父アミュトスを殺害される。

 さらに王妃スイレンも行方不明となり、ロリスとの逃亡生活をはじめる。

 王妃スイレンの正体が表沙汰になると冥王ハーデスの怒りを買いかねない等、いくつかのやむをえない事情があったようだ。

 成長して表舞台に返り咲いた後、現王に表向きは忠誠を誓って生き延びてきた。


 こうした過去もあって、何らかの心の闇を抱えている。

 しかし良くあろうという良心もあり、当人もどう生きるべきか決めかねている。


 豊穣の角笛コルヌコピアを手にしたことで運命の時が訪れたと決意。

 次代の豊穣神として昇位を望む。


 父王アミュトスは戦争を勝利に導いた活躍もあって人気があった。

 このため前王派の家臣に恵まれ、現王に不満のある勢力の支持を集めていた。


 その特異な資質“支配する力”はカラットとは似て非なる魅了チート。

 植物が動物をコントロールして繁殖するように、他者の心を従わせる。

 主に“視覚と“嗅覚”に左右している。

 花や果実の色艶や匂いに惹かれるように、好印象を刷り込むことができるようだ。


 意図的に強く接触すれば、魔法のように相手を支配することもできる。

 まさに惚れ薬プリンセス。

 動物の特徴があるほど強く効力があるらしく、カラットには効果抜群だった。

 

 しかしアレサも似て非なる魅了チート【魅了の魔声】に特別な耐性はなかった。

 結果として、相互にノーガード魅力が作用してしまう。

『アレサ:他者を支配する』『カラット:他者に愛される』

 という異なる性質の相互魅了の結果、なぜか飼い主と愛犬みたいになってしまった。

 ……ナニコレ。


 教育係のロリスには素直に家族としての愛情を感じて、感謝もしている。

 しかしあくまで保護者。ロリスの密かな悩みには一切きづいていない、らしい。


 天馬三騎士との付き合いはまだ浅い。

 配下は父王アミュトスへの忠誠が強く、自分自身への忠誠が足りない自覚がある。

 三騎兵は各々自意識が強いので、じつはアレサなりに扱いに苦心している。

 

 エッチな知識が欠落している。

 神話を語り聞かされて育った為、実際に祖先が樹木から生まれてしまったものだから赤ちゃんはどこからくるのかに鳥が運んでくると本気で答えるタイプ。

 その結果、カラットは地獄の仕打ちをうけることに……。


最後におまけのキャラクター解説です。

改めて、最後までお読み頂きありがとうございました。

筆者としてはどのキャラクターが皆さんのお気に入りであったか気になりますね。

また次の機会にお会いしましょう! ごきげんよう!

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