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テーマ詩集:作戦会議室

TACTICS

作者: 歌川 詩季

 戦略>戦術>戦法——ですか。

 奇を(てら)うのは 正攻法じゃ

 (かな)わないって 認めるようで (しゃく)だけど


 腰引けた 竹刀(しない)(さば)きで

 銘打ちの業物(わざもの)と 斬り結ぶなんて

 命知らずを勇敢と()めるなら

 おれは てんで 臆病者でいい


 ()り好みできない こいつが最善策だから

 老若男女(ろうにゃくなんにょ) 戦火に(あぶ)られるご時世(じせい)

 弱者の兵法(ひょうほう)こそが むしろ王道かも



 距離をとるのは 接近戦じゃ

 ()が悪いぞと 言われるまでも ないからさ


 なけなしの飛び道具では

 歴戦の強者(つわもの)と やりあえはしない

 わきまえるのを逃げ癖となじるなら

 おれは むしろ 不躾(ぶしつけ)がいい


 ()りすぐりしたって こいつは次善の策だよと

 猫も杓子(しゃくし)も 戦場 招かれる風潮

 非力の使いどころが 其処(そこ)で求められる

 軍師とか、参謀ってかっこいい!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「孫子の兵法」が、フト、頭に浮かびました。イヤハヤ、正に、戦わずにして勝つが上の上とか。 [気になる点] 無 [一言] いつも、陰から、応援して頂き、ありがとうございます。
[一言] 戦いたくなくて 傷つけあいたくなくて ただ守りたいものを守れればいい 戦わずして勝つために 強くならなればいけない 自分を信じてついてきてもらうために 競わなければいけない矛盾 どこまで…
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