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二話

「あぁさすが私……今日の私も最高だ!」


 鏡を見て恍惚としている私の名前はアリア・リュゼクリス転生者だ

 転生して前世の記憶をもっているがゆえなのか

 今の私はゲームの可愛いアバターのような感覚で

 この可愛さをずっと維持していきたいと思っている。

 それゆえ鉄の掟を作っている。


 1.健康のために毎日運動をする


 2.好き嫌いをせず健康に良さそうなものを食べる


 3.毎日可愛い笑顔を追及する


 4.この世界の勉強をする


 そして昨日から徹夜をしないが追加された


 なんて鉄の掟を再確認しているとなにか後ろから気配を感じるような…

 鏡を見ると自分の後ろにメリッサの姿が写っていた


「ひゃいいつのまに!?」


「はい、朝食の準備が出来たのでお嬢様をお呼びにきたのですが

 お取込み中のようでしたので待っておりました」


 メリッサはいつも気が付いたら背後にいるとても神出鬼没のメイドだ


「ごめんなさいね待たせてしまって今すぐ準備します!」


 急いで着替えて食堂に向かうとすでにお母様とお兄様がいた


「おはようございますお母様!お兄様」


「おはよう、アリアちゃん」


「おはよう、アリア」


 美人なお母様と容姿端麗なお兄様…ただ座っているだけで絵になる…

 私が筆を握れたらこの瞬間を絵画イケメンと美女で世に繰り出すところだろう


「それではみんな揃ったところでお食事にしましょうか」


 そういうとメイド長のヘレンが部屋に食事を運んでくる

 家族団らんでの朝食はとても美味しかった。

 ちなみにお父様はいない……なんでも領地経営のため忙しいらしい……

 そんなことを思いながら食後の紅茶を飲んでいると

 お母様が急に真剣な顔になった。


「ねぇアリアちゃん?体に何か異常はない?例えば体調が悪いとか……」


「えっと特にないですけど?」


 毎朝お母様は私の体調を聞いてくる先祖返りの子は

 病気になる子が多いらしいのだ


「そうよかったわ……アリアちゃんは他の人より魔力の多い特別な体だから

 病気になったりしないかとっても心配なのよ」


 確かに他の子に比べて多いとは思うが

 そこまで気にするほどかなと思っているとお母さんは続けた。


「先祖返りの子には災いが降りかかるって迷信も有るくらいだし、

 それにあなたまだ8歳でしょう?

 これからどんな影響があるのかわからないじゃない」


「だからね、魔力が体を壊さないようにするためにも

 あなたに魔力の扱いを教える先生をつけようと思っているの」


 その言葉を聞いた瞬間私は興奮を抑えきれず

 思わず椅子から立ち上がってしまった。


「本当ですか!?」


「えぇ、もちろん」


「ありがとうございます!お母様!私()()を学んでみたいと思っていたのです!」


「アリアちゃんったらそうなのね…()()を学びたいなんてとっても素敵よ」


 お母様は嬉しそうにしている。


「ヘレン」


 お母様が名前を呼ぶとメイド長のヘレンは一礼をして部屋を出て行った。


「アリアちゃんのために立派な()()の先生を探してくるわね」


 お母様は私の頭を撫でながらそう言った。


「はい!お願いします!」


 それから部屋に戻り少しするとメリッサがやってきた


「失礼いたします。アリアお嬢様」


「メリッサどうぞ入って」


 メリッサは扉を開けて入ってきた。


「お嬢様そろそろ授業の時間ですよ」


「わかったわ。じゃあ行きましょうか」


 私は立ち上がると身支度を整えたあと

 メリッサと一緒にお父様の書斎にやってきた


「メリッサ今日はどのような授業をするのでしょうか?」


「そうですね……今日はこの世界の成り立ちについて勉強しましょう」


 この世界には複数の国がありそれぞれ王制を敷いている

 一番大きい国が【神聖王国】

 二番目におおきいのが【魔導帝国】

 三番目が【法国】

 四番目が【獣人連合国】

 五番目が【共和国】

 六番目の国は小国だが中立の立場をとっている【トルネティア】


 それぞれの国に特色があり

 神聖王国はその名の通り宗教国家であり教会の影響力が強く国民の信仰心も高い

 魔導帝国は魔術や錬金術などの研究が盛んである

 法国は魔術や武術に力を入れており騎士団が強い

 獣人は身体能力が高く戦闘民族のような性格をしている

 共和国は商業が盛んで貿易などで発展している

 この世界は魔物と呼ばれる生物がいる

 魔物は知性がなく本能のままに行動しており人間の住む地域にはほとんどいない

 たまに迷い込んでくることもあるが基本的に討伐対象になっている

 また精霊という存在もいる

 こちらは妖精の上位種みたいなもので人間とも友好的な関係を築いている

 エルフやドワーフなども存在するが数は多くない

 私達が住んでいるところは人間と亜人が共存している平和な場所だ


「それではお嬢様こちらの国の名前と首都の名前を言ってください」


「神聖王国の聖都セントマリアと魔導帝国の帝都アルスマグナです!」


 メリッサは笑顔で拍手してくれた


「よくできました」


「ふふん♪これぐらい楽勝よ!」


 私は得意げに胸を張る


「では次の質問です。お嬢様のいる国の名前はなんでしょう?」


「それはトルネティアよ!」


 メリッサは正解だというふうにうなずいてくれた


「では、トルネティアの首都の名前は?」


「それは……ティバエね!」


 メリッサは満足したように微笑んだ


「はい、完璧です」


「ありがとう!


 メリッサ!これで私の知識も深まったわ!」


「お役に立てて光栄です」


「でも、この国の地理についてはほとんど知っているわ!

 だから次はもっと難しい問題を出してちょうだい!」


「かしこまりました」


 こうして私とメリッサの勉強会は始まったのだった。

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