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【ブラコン※ブリザード】   作者: 雨雪琴音
【一章】その名もシス充。
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【6話】ディナーと妹を召し上がれ(妹視点)

今日の夜は、お兄ちゃんと外食♪

とっても楽しみだなー


さっきまで、お兄ちゃんと携帯ショップにいたんだけど、そこの店員さんがちょっぴり可愛い人で、お兄ちゃんが一瞬!ほんの一瞬だけど見惚れちゃったから許せなかったの!

だって、お兄ちゃんには、私以外の女の子を見て欲しくないんだもん‼︎

だから足を踏んじゃったことは、謝らないんだからねっ!ぷんぷん!

でも、大丈夫!

店員さんは、私とお兄ちゃんがきちんと恋人同士に見えてたし、分をわきまえてくれていたから!

まぁ、私以外の女の子じゃ、お兄ちゃんには、釣り合わないから瞬時にそれを理解してくれる人は、色々な手間が省けて嬉しいよー

お兄ちゃんのスマホは、私がGPS機能が付いた物を選んであげたの!

大事だよねGPS機能!

妻は、夫の居場所を常に知っておく権利があるし、いざという時、女の魔の手から夫を助けるのは、妻の役目なんだもん!

お兄ちゃんがGPS機能をよくわかっていなかったから教えてあげたの!

(お兄ちゃんがどこにいても私が瞬時に把握できて、お兄ちゃんの居場所が地図上に正確に表示される)マップ機能だよ!って!

お兄ちゃんは、頭がいいからちょっとしたマップ機能って言っただけで伝わったみたい!やっぱりお兄ちゃんは、凄いなー。


お兄ちゃんが夕食を何でもご馳走してくれるって言ったからパフェをお願いしたら軽くOKしてくれたの!

だから、ご飯とデザートが美味しいって有名なレストランに行くことにしたの!


カランカラン

『いらっしゃいませ〜』

ドアを開けると20代前半の女性が挨拶をして、すぐに席に案内してくれた。

お兄ちゃんがまたしても女の人に見惚れていないか確認したら、メニューを見るのに夢中で女性店員さんを気にしている様子は、なかった!

『雷花は、何が食べたい?』

おっ、お兄ちゃん!私、嬉しいっ!

今、私とても嬉しいの!

だって、お兄ちゃんが他の女の子には、目もくれず、私が何を食べたいか=私のことだけを考えていてくれていたなんて…

やっぱりお兄ちゃんは、私一筋なんだね!

お兄ちゃんの愛を感じるよ。

『オムライスとデザートにイチゴパフェが食べたい!』

『そっか、なら俺は、ハンバーグにするよ!』

お兄ちゃんは、すぐに店員を呼び、私の分の注文まで一緒にしてくれた。

『お兄ちゃんのジェントルメンッ!』

『いやいや、普通だろ⁇学校でもジェントルメンなんて言われたことないしさ』

『お兄ちゃん…学校で私以外の女子にもこうやって優しくしてあげてるの⁇』

負負負負負…

もしそうならお兄ちゃんは、浮気をしていることになる!!!!罪には、罰が必要だって知ってる?

『いや、学校では、女子とは、あまり関わらないから、優しくできてるかわからないけど、俺がこうやって普通に接することが出来るのは、雷花だけだよ!何故か、女子は、俺を避けてるし…俺…何かしたかな?』

『(ぼそっ)そっかぁ〜えへへ。私だけ!私は、特別!お兄ちゃんが浮気なんてするわけないよね〜』

私が、幸せを噛み締めているとお兄ちゃんから相談を受けた。

『そういえば明日、三者面談なんだよな〜父さんや母さんが海外なのにどうしよいかぁ〜三者面談って祖父や祖母でもいいのかな?』

『大丈夫だと思うよ!家族なら三者面談に出席可能だと思うの!』

そう…妹や妻もね。

『そっ、そうだよな!頼んでみるか!』

『あっ、でも私がおじいちゃんに連絡しとくね!久しぶりにおじいちゃんと喋りたいから!』

『そっか…なら頼もうかな。爺さん、雷花のこと溺愛してるからな。俺が電話するより喜ぶだろう』

『りょうかいしましたぁー♪』

お兄ちゃんと喋ってる間に料理が出来たようで丁度運ばれて来た。

運ばれて来た料理を食べ出して良いことを思いついた!

『お兄ちゃんのハンバーグ美味しそうだねー。一口食べたいなー』

お兄ちゃんに可愛くおねだりしてみた!

『なら一口あげるよ!はい』

お兄ちゃんが私のオムライスの皿に切り分けたハンバーグを置こうとしたので!それを皿に置く前にお兄ちゃんのフォークごとおいしく頂いた!パクッ!

イェス!お兄ちゃんめ、まんまと私のおねだりからのあ〜ん作戦にハマってくれたね!雷花ちゃんは、策士ですねーむふふふふ!

『う〜ん。美味しぃ〜』

ほんとに美味しいよ。お兄ちゃんからあーんしてもらったハンバーグ!このハンバーグになら1万円払ってもいい!

『そっ、そうか良かったよ!』

お兄ちゃんは、何故か照れていた。なんでだろう…でも照れるお兄ちゃん可愛い!

『じゃあ私のもあげるね!はい、あ〜ん』

お兄ちゃんは、更に顔を赤くしていたけど、そんなのお構いなしにオムライスとスプーンを口に入れてあげた!

『えへへ!間接キスだね♪』

お兄ちゃんは、顔を赤くしてまま何も答えなかった。


そして、ご飯を食べ終わりデザートのイチゴパフェが来た‼︎‼︎

待ってましたー‼︎

『お兄ちゃん、目をつぶって!』

お兄ちゃんは、目をつぶってくれた!

その間にまず一口食べて自分のホッペに生クリームをつけ

そして目をつぶっているお兄ちゃんの口にパフェを入れた!

『んっ⁉︎』

いきなりの出来事でお兄ちゃんは、ビックリして目を開けた!

『雷花?』

『えへへ。お味はどうかな?』

『あぁ、美味しいよ。ありがとう』

きゃぁー!雷花味のパフェをしっかり味わってくれて、美味しいだなんて!

つまりは、雷花のことを美味しいだって!お兄ちゃんから美味しく食べられちゃった!

よし、家に帰ったら夜食の準備をしなきゃ!

もちろん夜食のメニューは、お兄ちゃんの大好物の雷花ちゃん一択だよね!

きゃー!楽しみー!


『雷花、ほっぺたに生クリームついてるぞ!』

ひょいぱくっ!

お兄ちゃんに取って食べてくれるように頼む前にお兄ちゃんがとって食べてくれた!

あぁ、もう幸せ…

今日は、パフェがこの世に存在することに感謝します。

そして、パフェを食べ終わって、恋人だから腕を組んでお兄ちゃんと一緒に帰った!

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