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【ブラコン※ブリザード】   作者: 雨雪琴音
【五章】 妹(マイ)デートタイム
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【40.5話】ピンポンとピーポー(乙女川視点)

ピンポーンッ

ドキドキしながら彼の家の呼び鈴を鳴らした。

『……………』

反応がない。

あれ?留守なのかな?

ピンポーンッ…

やっぱり反応がない。

物音も全然しないし、やっぱり留守かな?

『どうしようかな…せっかく雪白くんのためにお洒落して来たのに……あっ!今のは、間違い!間違いだもん!口が滑っただけだもん!雪白くんにあえるからって別に気合を入れてお洒落なんてしてないもんっ!好きな男の子に可愛くみられたくておめかしなんてしないもんっ!』

私は、何故か一人で言い訳していた。

『よし、もしかしたらもうすぐ帰って来るかもしれないし、もう少し待ってみようかな!』

世間は、今、夏休みである。

でも雪白くんは、夏休み一週間前から体調を崩したということで学校を休み、そのまま夏休みが始まるまで学校には、来なかった。

雪白くんの容体が心配で、夏休みに入る前も夏休みに入った後も何度も彼の家に足を運んだのだが、いつ来ても留守の様だった。

もしかしたら体調を崩して入院していていたのかもしれない。

でもそうだったのなら水臭い。

出来れば連絡ぐらい欲しかったな…

そして、昨日、たまたま父の運転する車で雪白くんの家の前を通ったら家に明かりがともって灯っているのを見えたから、今日、雪白くんの家に押しかけて来ちゃった!

『雪白くんにずっとあってないから早くあいたいな…じゃなかったっ!単にクラスメイトとして!体調を崩したクラスメイトの容体が心配だったから家に来ただけだもん!それにしても雪白くん帰ってくるの遅いな…』


ミーンミーンミーン…

只今、蝉が野外ステージで爆音ライブ中だ。

『今日は、本当に暑いなぁ〜…』


ピーポーピーポーピーポー

遠くで救急車のサイレンの音が聞こえてくるよ!


こんなに暑いもんね…

倒れる人がいてもしかたないよ…


ガタッ

私は、急に何かに乗せられた様な気がした。


『あれれ?』

目を開けると

見慣れない天井と点滴が目に入った。


……どうやらあの時の救急車は、私を迎えに来ていたらしい。


『あれっ⁉︎これじゃぁ〜雪白くん逢えないよ!そんなぁ〜』





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