表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ブラコン※ブリザード】   作者: 雨雪琴音
【四章】Will you marry ミー? ミー!
48/78

【34話】嘘つきは、恋泥棒のはじまり!

『雷花、迎えに来たよってどう言うことだよ』

『悪い魔女に囚われたお兄ちゃんを助けに来たんだよ!』

『悪い魔女⁇』

『水神美水のことだよ!』

雷花の話についていけない。

『お兄ちゃんと美水は、夫婦なんかじゃないんだよ!』

『やっぱりか!』

『えいっ!ですわ』

いきなり俺の横を箒が横切った。

カキィーンッ‼︎

雷花が玄関の傘立てに立てかけられていた傘で箒を受け止めた。

『美水?』

私服に着替えた美水が雷花に箒で殴りかかっていた。

『何をしているのかな⁇水神美水!』

『ハエがいたから箒で叩いただけですわ。おほほほほ』

『そっか!そうなんだ!あっ!ハエさんが向こうに行ったみたいだよ!早くあっちに行ってくれるかな?私は、お兄ちゃんと大事な話があるから!』

『いいえ、まだここにいるようですわ』

二人が箒と傘を打ち合わせてギリギリと押しあっている。

『美水、俺達やっぱり結婚してないんだな⁉︎』

美水を問い正した。

『えぇと…』

美水が口籠った。

『まさか、知らない間に4年経ったのも記憶喪失喪失という話も嘘なのか?』

『……………』

美水が黙ってしまった。

『パパ!』

とてとてとて…

ぎゅむっ!

雪音が、キッチンから走って来て、腰あたりに抱きついた。

『パパ…おなか…すいた』

どうやらお腹が空いて待ちきれなくなったようだ。

『なぁ、美水と俺が結婚してないってことは、雪音は、俺の娘じゃないってことだよな⁉︎』

『えぇ…』

美水が白状した。

『雪音…俺は、君のパパじゃないらしいんだ』

『パパ…???』

雪音が驚いた顔をした。

『パパは…パパ…だよ?…ゆきの…パパ…だよ?』

『雪音、違うんだ』

『パパ…だもん!』

とてとてとてとて…

雪音が、走って外に出て行ってしまった。

『雪音っ!』

『雪音ちゃんっ!』

一瞬、その場に凍りついてしまったが、我に帰り、すぐに雪音を追いかけたが、見失ってしまった。

『美水、雷花、皆で協力して雪音を探してくれないか?』

『わかったよ!お兄ちゃんのお願いなら妹は、なんでも聞いちゃうものだからね!そう!なんでもだよ!うふふふふ?よぉ〜く覚えておいてね!それから、今度、お兄ちゃんも私のお願いを一つ聞いてね!』

『あっ、あぁ!わかったよ!』

『約束だよ!お兄ちゃん!指切りしよっ!嘘着いたら。私と一緒に…ボソボソボソ…はい!指切った!』

指切りの途中の声がよく聞こえなかったが、雷花のお願いは、何でも聞いてあげよう。

『それから美水は、雪音を探す前に俺を騙してた件の真相を話してくれるよな⁇⁇な?』

『はい……』

どうやら、美水は、観念したようだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ