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【ブラコン※ブリザード】   作者: 雨雪琴音
【三章】ラブラブ 愛ランド
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【22話】二人きりの無人島生活(水浴びの乙女)

[無人島生活 二日目 〜朝〜]


雷花と2人で過ごす無人生活も二日目だ。

雷花は、朝からウニ丼を作ってくれた。

このウニは、生臭い感じもせず、塩も効きすぎてもおらず、濃厚な旨味だけをシンプルに味わえた。

雷花がウニ丼の上に盛り付けていた刻んだ大葉と一緒にウニを食べるとまた違った味になって面白かった。

こんなウニを朝から食べられるなら無人島生活を一週間は継続したい。


そう言えば、昨日の夜は大変だった…

何があったかって?

誰か聞いてくれよ…

あれは、夕ご飯の後の話だ。


雷花の美味しい夕ご飯に舌鼓を打った後、俺達兄妹は、風呂に入る事にした。

海にも入っていたから体もベトベトだった。

だが、無人島だからお風呂があるはずもなく、2人してお手上げ状態かと思ったら、雷花が『水の音が聞こえるよ!お兄ちゃん‼︎(棒読み)』とか言い出して、雷花に案内されてジャングルを進み、たどり着いたのは、大きな湖だった。


そこで、水浴びして汗や体の汚れを落とすことにした俺達2人は、どちらが先に入るかの話になった。

『雷花が先に入れよ!』

疲れているだろうか雷花が先に入ることを勧めた。

『(ぼそっ)えっ?お兄ちゃん……私が服を脱いで一糸まとわぬ姿になるのを終始近くで見つめていたいの⁇ダメだよ!ダメだよ!いくら相手がお兄ちゃんでもそんなに見つめられたままじゃ、脱げる物も脱げなくなっちゃうよ〜!でもでも、お兄ちゃんに熱い眼差しで私のプリティーなランジェリーを見つめられると言うのも中々乙なものでありまして…雷花ちゃん困っちゃ〜う‼︎‼︎あっ、この際、お兄ちゃんに服を脱がせて貰うのもありだよね!えへへ。それにしてもお兄ちゃん、やっと本音をさらけ出してくれたね!私のプリティーなランジェリーに興味があるって!今までは、恥ずかしがって私のプリティーなランジェリーには、興味がないようなふりをしてたけど、やっぱり興味津々だったんだねー‼︎もぉ〜う!仕方ないなぁ〜お兄ちゃんも男の子だもんねぇ〜♪正直に言えば、旧作一週間、新作一泊二日でレンタルするのにね♪そんなにお兄ちゃんが妹のランジェリーが好きなら、もういっそのこと一緒に買いに行ったらいいよね!もちろんデートだよねデート!うふふ!お兄ちゃん下着売り場に連れて行ったら真っ赤になるんだろうなぁ〜照れるお兄ちゃんに私のランジェリーを選んで貰ったら、お兄ちゃん興奮して鼻血出しちゃうかもね!もぉ〜う‼︎お兄ちゃんのス、ケ、ベ!うふふ!楽しくなって来たなー‼︎あれ?そういえば、ここ無人島だから、買い物デートとか行けないよね⁉︎どうしよう。まぁ、買い物デートは、子供がデキてから考えればいいよね。よし!お兄ちゃん!私が先に…』

『あっ、雷花気がついたか?雷花が 一人で盛り上がってて、何回声かけても気づかないから先に水浴びしたからな!ここで待ってるから雷花も早く入って来いよ!』

ゴゴゴゴゴゴ…

『お兄ちゃん、一緒に水浴びしよう?』

『いや、もう水浴びしたから』

『やだ、一緒に水浴びしようよ!ね?』

『新しい服にも着替えたからさ‼︎』

ドサ、ドサッ‼︎

『うわぁっ‼︎』

服と体に土をかけられた。

『はい♪服も体も汚れたからまた水浴びしなきゃダメだね‼︎‼︎』


ゴゴゴゴゴゴ…

雷花から凄まじいプレッシャーを感じる…

雷花は、一度言い出したら聞かないので、このままじゃ一緒に水浴びするまで解放してもらえないと悟った俺は、渋々ながらも一緒に水浴びすることを承諾した。しかし、これは、雷花を油断させるためのフェイクであり、湖のほとりでTシャツを脱ぎ、それを見て気を緩めた雷花の隙をつき、ズボンを履いたまま湖に飛び込んでそのまま泳いで逃げた。


何故かな…

俺の本能が、雷花と一緒に水浴びしたらダメだと警告していたんだよ。


…まぁ、こんな感じで一日目の夜は、大変だった。

二日目も波乱の一日になりそうだ。

でも、雷花と一緒にいると退屈しない。それだけは、断言できるよ。

さぁ、無人島生活という普通に生活していたら中々できない体験を出来るんだ。

色んな事に挑戦してみようかな。

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