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第84話 魔の三角関係発生?


「おっ! 童○仮面! こんなところにいたのか!」



 物凄い真面目な話をしているときに、物凄い拍子抜けするような事を言うヤツがいた! ミヤコだ! しばらく姿が見当たらないと思っていたら、どこかから戻ってきたようだ。タニシの様子でも見に行っていたんだろうか?



お、お嬢さん(フ、フロイライン)! 何を言い出すのかな? 僕はそんな名前ではありません!」



 ロッヒェンが凄いうろたえている! そういや、さっきまでのやりとりを見ていなかったのか。ミヤコは一目見ただけで、ハンバーグ仮面の正体に気付いてしまったようだ。勘の良い奴め。俺は技を見るまでわからなかったのに。



「うそつけー! 声が一緒だぞ! それに童○臭い!」


「ち、違う! 僕は臭くない! そんな匂いする訳がない!」



 ロッヒェンが必死に否定する。俺にもわからない。童○の匂いとはなんなのか? 例えそうだとしても、そういうイジり方をしてやるなよ。傷つくから……。



「はっはっは! どうしたロッヒェン? 何でもそつなく熟してきたお前が、小娘に翻弄されるとはな!」


「翻弄などされていません! 僕は不本意な風評に対して弁明をしているだけです!」


「でも、そんなこと証明できんの! 出来ないんでしょ?」


「うわあああああっ!!??」



 あーあ、とうとうパンクしてしまったようだ。反論出来なくなり、その場にうずくまってしまった。かわいそうに。



「ハハ、珍しいこともあるようだな。ロッヒェンにこのような弱点があったとは。彼女にハートを射貫かれてしまったのだろう。」



 エドがロッヒェンの様子を見て、ほくそ笑みながら言う。先輩として色々思うところがあるのだろう。



「それって、ロッヒェンがミヤコに一目惚れしたってこと?」



 射貫かれた、ということは心に何らかのダメージを負ってしまったということだろう。しかも致命傷かもしれない。



「ヤツは女性に免疫がないわけではない。他の女性ではあのような対応にはならない。だが、このような反応は初めて見た。おそらくはそういう事だろう。」



 確かにミヤコと初めて対面したとき尋常ではないくらいうろたえていた。あれが一目惚れの瞬間だったのか。しかも、色仕掛けで止めを刺されていた。ミヤコも罪作りなことをしたもんだ。



「はっはっは、今後は戦いだけではなく、異性との付き合い方も習得せねばならんなあ!」



 総長は豪快に笑いながら、ロッヒェンを茶化す。ロッヒェンはうずくまって完全に固まってしまっている。



「大変なことになってきたわね。ミヤコちゃんを中心にして、三角関係が成立しちゃった!」


「え? それどういうこと?」



 大変なことと言ってる割には楽しそうに話すエル。三角関係というからには、目の前の二人以外にあと一人必要なはずである。それは誰なのか?



「ミヤコちゃんはエピオンに興味があるみたいなのよ。それでグランツァ君はミヤコちゃんに気があるでしょう? 立派な三角関係が成立したわけ!」


「うわぁ……。」



 エルは楽しげだが、波乱しか想像できないのは気のせいだろうか? こんなん絶対、ロッヒェンがエピオンのことを知ったら、揉め事になるに決まってる! 俺は負の意味で大変なことになってしまうのではと思う。



「総長! 緊急連絡です!」



 ミヤコの登場で楽しげな雰囲気に変化した訓練場だったが、今度は一転して不穏な空気が流れ始めた。嫌な予感がする……。

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