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まさかあなたは……!?

「……茉莉花、包丁以外の形態にもしてみてくれないか?」


「やってみる!」


包丁以外に身近な刃物………

目を閉じて想像してみる。


鋏は…………違うな。絶対違う。鋏が聖剣の勇者とか見たくない。

鋏やと文房具勇者になるし、文房具以外?


でも、包丁が聖剣の勇者も何か嫌やな…




聖剣っぽい刃物なんてプラ製の安っぽいやつしか見たことないしな…





あ、あれならいける……はず!!



「おお…………?」



目を開けてみると、聖剣が形を変えていた。



「え、何これ」



日本刀なら写真とかで見たことあるし、いけると思ったんにな…



「何この厨二病感あふれる聖剣!!??」


刃の部分に刻印的なのがあるし、何より刀が真っ黒。

刻印が赤っぽいからすごい目立つ。


何よりも、


「日本刀ではないな、これ!!」


先端にいくほど、刀身が広くなっている。


サーベルっぽい両手剣が一番近いかな?

やばい。刀に詳しくないから全然わからん。



「これは……5代目勇者の聖剣だ!!」


テュエナ大興奮。

置いてかないで?今、状況がわかんない。


「何そr……」


「テュエナ様!!!」


結婚式に花嫁を奪いに来るドアの開け方で、ゴリラみたいな奴が来た。

お父さんがいたら筋肉バトル始まるやつだ。多分。


「聖女と思われる者の召喚に成功しました!」


「そうか、今向かう。茉莉花、付いてきてくれないか?

聖剣は今来た人……マチョゴリラに渡してくれ。」


「マ…………ブホォ!!??」


名前そんままや!!!??

待って?そんなことある?

この世界だと意味は違うとか?


とりあえず一旦落ちつかないと。

テュエナもマチョゴリラもこっちを変な目で見てくるし、落ちつかないとだめだ。


「どう…ぞ」


「ありがとうございます、勇者様」


礼儀正し過ぎて笑うしかないやん、これ。


笑いを堪える。

大丈夫、私なら出来る。やれば出来る子。


マナーモードで笑いながらテュエナに付いていく。

………もしかして、牢屋?


「何この鳥、めっちゃ可愛い!!!」


牢屋の中に鳥がおる。

見た目は大きなシマエナガっぽい。


「きゅい?」


「最高や………可愛すぎる………」


「確かに可愛いな、この鳥。」


テュエナが触ってるし、私も触っていいよね?


うわ、すごいもふもふ………?


「ん?」


何か硬いのがおる。何これ。


「っぎゃあああぁぁ!?!?」


人が埋もれてる!?


あれ、この人……


「まさか、()()………!?」


「やあ。………あれ?お前…………!?」

鳥を愛でてたら顔が出てくるって、すっごくホラー!!

その顔は、あの有名人!?

出来れば会いたくなかったなぁ……

次回、『会いたくなかった』お楽しみに☆


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