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ハヤシライス賛美

遅い、遅すぎる。


私がハヤシライスの名前を出してやっとハヤシライスの事を思い出した顔をしていた。


ハヤシライスは人類が生んだ偉大なる食べ物。




それを忘れるとは...


まあいいや、じっくりとハヤシライスの魅力を伝え尽くそう。




「ハヤシライスは、個人的にやけど国民的人気を誇るカレーライスを超える美味しさで、素材の美味しさが際立って...」




〜三時間経過〜




「ま、まだ続くのか?」


私の求めるイケメンではないイケメンが(...確か、高位魔術師的な?)が疲れた顔で聞いてくるまで、私のハヤシライス賛美は続いた。




まだまだ語り尽くしていないハヤシライスの魅力が沢山あるんに。


これから先、沢山語っていくとしよう。




そして、大事なことに気付く。


「名前は?」


名前聞いてきたくせに自分の名前を言わんなんて事があるのかー、


人が名乗ったら自分も名乗る、これ常識!


...のはず。この世界の常識知らないし。




「私は高位魔術師であると共に、世界の全てを知る者のテュエナ・アルカードだ。」




流石異世界。


名前も何だかかっこいい。




「因みに女性だ。」




「...!?」


まじですか。


こんなイケメンで女性とか知りたくなかった。


別にタイプじゃないけど。




「よく男性に間違えられるからな、先に言っておく。」


言葉遣いがまず男性っぽい。


そりゃー間違えられるしかない。




というか早く言って欲しかった。


二人っきりになっても何も起こらんに決まっとるやろ!


あんなこと言った自分、恥ずかしすぎん!?




「...まあ、さっきの事は気にしていない。むしろ嬉しかった。


今までこうやって話を出来る人が居なかったから。」




よくコミュ障ならなかったなー、私の友達なんか私とクラスが離れて話せる人いなくてコミュ障なったんに。




というか、どこが嬉しかったんや?さっきので。


謎すぎやろ。




「まあ、これからよろしく。」


そう言ったら、テュエナ?は分かりやすく顔を輝かせた。




「魔王を倒してくれるのか!?」




...あ、その事忘れてた。

魔王は倒さないつもりだったのに、何か勘違いされちゃってる!?

ちゃんと倒さないって言ったのに、何でそう魔王を倒したがるのかな?

次回、『兵力が……!?』お楽しみに!

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