腹がへっても戦はできそう!?
またまた、新たな展開に!
サキです!
さて、どんな感じに物語が展開しているのか!?
本編スタートです!
あのあと俺は…寝た……正確にいえば、隣のアルジェという転生者と同じようにぐっすりと…それも3日続けて。アルジェのお陰で体はいつもキレイに。
しかし…流石に3日連続だといくら神龍でもお腹は減る。同じく隣のアルジェも同等位だ。しかも、アルジェだけ喉の乾きが酷いらしい。
一刻も早く食料を見つけないと2人共々餓死してしまう。
そう思い、2人起きてまず探したのは食料になりそうな物の散策……だったが、思わない所にアルジェが気付き、俺に伝えた。
「リンさん……ボク匂うのですが……」
「ん?なんの匂い?」
まず、思ったのは肉。なぜか無性に肉を食べたいと思っている。この体だからなのかわからないがとにかく肉類を欲している。しかし…その匂いではなく……
「……血の……匂いですね……。」
……!?血ィ!?今…ち、ち、血って……。
「リンさん……ボクは吸血鬼ですよ?……血の匂いには敏感です。それに…吸血鬼だからかはわかりませんが…甘い匂いがします。」
…………吸血鬼……あぁ……そゆこと……吸血鬼は血を吸う生き物……血の匂いには敏感……だからか……。
「……で、いくの?…匂いたどって?だったら、リン、いく!食べ物ないから。」
なにげに食べ物目的みたいな発言してしまった……。まぁ…それも仕方ないか……。
「そうですか。では……ついてきてください。」
シュンッ!!
………………。
はやっ!?言ってそうそう……瞬間移動みたいに走った…。
…………いやいや…感心している場合では。追いかけないと!
俺は、走るのだが……
遅い……。いや…他の人からには…幼子が走っているようにしか見えない。
……どうしたら……。
……あ、ひらめいた……こんな時に…スキルだ!
とっさにこう使った……。
【龍魔神化】
すると…何が外れたの背中に紋章が浮かび…そのとたん…全ての物が止まった様に見えた。
あぁ……これが…今に言うスーパースローモーションというやつか。
このスキルのお陰でアルジェを追い抜けそう!
そう思い…走ったのはつかの間……。
早すぎて、アルジェを抜き、その近くの木に激突した。
その瞬間スキルが切れた。
「あれ?……いつの間にリンさん……そこに?……しかも…なんか倒れていますが……大丈夫ですか?」
倒れていた俺を見て手をさしのべてきた。俺はその手を借りて立った。
「い、いや……大丈夫だよ……リン……平気だもん…。」
「そうですか……じゃあ…一緒にいきましょう。」
っ!?
アルジェその笑顔……物凄く可愛い。不意打ちもいいところだ。だったらお返しに……。
「ありがと、アルジェお姉~ちゃん♪えへへ…手を繋ご♪」
……あ、顔を赤面ずらして……もしかして…効いた?……内心少しだけ恥ずかしかった俺だけど…なんともおもわなくなってきた。この幼い体だからかな?
……そうこうしているうちに…血のもちぬしがやって来た。
アルジェも俺も、聞いてみると…馬に乗っているらしい。一人は血の持ち主で後ろから3人がその人に害なしてその結果血を流しているらしい。
でも…その逃げている?人の後ろから食べ物や色んな匂いが漏れているのには2人も気づく。
そして、アイコンタクトで…同意した俺たちはまず、馬を止めようと、音を出して滑り込んだ。
「な、なんだ!?」
なんとか成功のようだが…。
「おかしら……土煙から……痴女と幼子が!!」
そういえば……アルジェは裸だ。痴女といわれてもおかしくはない。そして俺は幼子……。まぁ…そうみえてもおかしくはないけどね。そう考えていたら、先手を売ったのは、アルジェだった。
「えーと……おでこ流血商人さん。」
えっ……アルジェ……出会ったばかりの人に自己ネーミングするんだ……。これは…型破りだ…。
「は、はい!?」
そりゃ…驚くし…というよりも…見ないように商人は手で顔隠してるし……。それも関係ないように言葉を続ける。
「ご飯くれたら助けてあげますけど…どうしますか?」
なるほど……交換条件か……アルジェも頭回るな……。
「え……は?」
「だから……ご飯くれるなら助けてあげますってば。……嫌ならボク…どこかにいきますが……どうしますか?」
「え、えぇと……お願いします。」
「はい。お願いされました。」
……見てる感じ……強引だな……。でも、助かるなら…俺もそうしてたな……。
「リンさん……協力お願いします。」
ここで…俺も参戦かよ!?アルジェ一人でなんとかなるんじゃ……。でも、下がるわけにもいかず……。
「うん!いいよ!」
………しゃべり方はともかく……砕けすぎ……。どんなひとにでもため口つかうなこれ……。
アルジェは欠伸をしてから言葉を3人に向ける。
「右から……スネ毛ボーボーさん、ハゲマントさん、鼻毛チラ見えさん。」
「「「なんぞ!?その名前!?」」」
すげー……ある意味ですごい。3人同時でハモるの初めて見た。
「じゃあ……ボーボースネ毛さん、マントハゲさん、チラ見え鼻毛さん。」
「「「そこじゃねーよ!!」」」
また、見事にハモる。しかも…その名前にして間違いなも全て変えず、名前位置だけをかえるとか……アルジェはわざとなのか……それとも…本当のバカなのか……。それはそれで…心配になる。そう考えていると…盗賊?らしい人3人が切れぎみで自己紹介を始めた。
「俺は鎖がまのチワワ!」
「俺は爆弾のダックス!」
「そして…この俺様が投げナイフのテリアだ!!」
「「「三人揃って、テリア盗賊団よ!!」」」
………なんか……この名前って……聞き覚えが……確か……犬の中で犬種が小型の可愛い犬だったはず……。そして…俺はその盗賊団の3人と照らし合わせて…似ても似つかない顔に……思わず…笑いが込み上げて来てしまい……。
「「…………ぷっ!!」」
なんだ……アルジェも同じ事を考えていたのか……。
この三人……全員小型犬の名前じゃないか!!
思わず二人同時……そして、息ぴったりと……笑った。
「あははは………くふふふふっ…………だめだ……ツボにはいって……あはははっ………。」
「あははは………ふふふっ………だめ………ツボ…に……はいって……とまらな……はははっ……」
「お前達ぃ………調子にぃ……乗るなよ!!」
「キャン!?」
「キャッ!?」
ビックリしたぜ……まさか…鎖……しかも鎌が飛んで来るとは……そして…俺達二人の体を縛った鎖がま……。そうやってつかうのか……。そう感心していたのは俺だけではなく…アルジェもだった…。しかし…それをみて余裕そうにしていた俺達を更に縛ろうときつくした…が…。
「お前……立場…わかっているか?」
「はい。そちらこそ……立場を考えてみてはどうですか?」
「そうだよ!リン…これしき問題ないよ!」
そういった矢先…アルジェは体を霧に変えた。一方の俺は力ずくて鎖から抜け出した…。
とはいっても時間を止めただけで…止まっているうちに抜け出したということだ。
「なっ!?」
「お前……ただの人ではないな!?」
「はい。人ではないです。」
「だったら、俺の投げナイフで!」
アルジェは相手に間髪いれず風魔法で吹き飛ばした。
さて……邪魔者も消えた所で……
「約束通り……ご飯をお願いしますね。」
「約束だから……ご飯……お願い!!」
どうですか?
原作にほぼ近くなるようにしてますが……。
やはり、難しいですね。
でも頑張って進めます!
次もお楽しみに!