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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

声劇台本:始まりの物語

作者: Sillver

声劇台本です。ある人の夢の話を台本にした物です。ファンタジーな感じあり、ちょいグロ注意です。



配役表

時矢 ♂

かれん ♀

ナレーター ♀or♂






かれん:「お休みなさい」




時矢:「おい、こっちだ!逃げるぞ!!」


ナレーター:そう言って時矢はかれんの手を引く。


かれん:「え、何が起こっているの!?」


時矢:「ゾンビだ!!喰われたらお仕舞いなんだ!良いから来い!!」


かれん:「え?!え?!!ちょ!!」


ナレーター:何が起こっているのか。中々飲み込めないままかれんは時矢に手を引かれて走り出す。確かにかれんは部屋に行ってベッドに入った筈だった。


時矢:「さあ、もうすぐ駅に着く!!ここまで来れば……!!」


かれん:「ね、ねえ?なんかここおかしいよ!!ここだけ暗いなんて、変だよ!?」


時矢:「良いから!」


ナレーター:そこは昼間なのに夜のように暗かった。ホームに着くと電車が参りますと、アナウンスが流れる。ざわめいていたホームは、奇妙な事にしんと静まりかえっていた。


かれん:「ねえ、やっぱりおかしいよ!さっきまでみんな不安そうだったのに、いきなり笑顔になるなんて……。ねえ、ここから逃げよう?」


時矢:「怖いのか?」


かれん:「そりゃ、怖いに決まってるじゃん!!」


ナレーター:ホームに滑り込んできた電車内にはつり革では無く、首つりロープがあり、そこにはすでに人々がぶら下がっていた。

しかし、人々は我先にと首つりロープにぶら下がり死んでいった。


かれん:「時矢、やっぱりここから逃げよう!私は逃げるから!!」


時矢:「おい、どうなっても知らねぇぞ!!」


ナレーター:かれんは時矢を置いて駅の外へと逃げていった。そして、人気の無い道へと出た。しかし、そこには白い何かがいた。かれんは何を思ったのか、その白い何かに近づいていく。


かれん:「これ、何?なんなんだろう?」


ナレーター:その白い何かはかれんに気が付くとものすごい早さでかれんに近づいていく。かれんは必死に逃げ出した。


かれん:「や、ちょっとこっちに来ないで!!」


ナレーター:そう言って死に物狂いで走り出す。ふと、かれんは走りながら振り返った。その白い物は目が丸く、口が大きく裂けた怪物だった。


かれん:「や、やだあぁぁぁぁぁぁぁ!!!来ないでえぇぇぇぇぇぇぇ!!」


ナレーター:かれんの絶叫に構わず、怪物はどんどんと近づいてきた。


かれん:「もう、ダメ……!!」


ナレーター:そうして、かれんは食われた。口が大きく裂けた怪物に。しかし、物語は続く。

読んで下さってありがとうございました。もし、上演される際は一言感想欄にて言って下さると嬉しいです。

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