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初戦闘

ご覧いただきましてありがとうございます!


前話修正しました。

kentoと剣がややこしい為名前をkuronosに変更しました。

剣とそして装備を黒のイメージでいくので掛けてみました!

ここから第一章、初戦闘を行います。

拙いですがご覧ください。


――身体が軽い


先ほど神?からのプレゼントで手に入れたゲームのキャラクター。

やはりステータスが高いせいか先ほど探索した時より明らかに素早く動ける。

まぁ普通の身体に比べたら当たり前だが現実となってくると改めてその凄さが実感できる。


「ははっ……これじゃあ人間と言えるのか?……この世界の人間とはまだ会ってないから自分の事よく分からないな」


まだ人間の域を出ていないことを祈ろう。


先程とは行動範囲もできることも増えた。

まずは周りを確認するためステータスを活かして近くの樹から樹、太い枝を使って登っていく。

百m近く登ったろうか?日の光を遮るほど生い茂った葉を抜けると……



―――あたり一面を緑の絨毯の様に敷いた森が広がっていた。



いや、少し距離がありそうだが切り立った大きな山が伺える。

だが、明らかに登山に行けるような晴れやかな山には見えない。

大小の影が飛び回り、そこだけが薄暗いような厚い雲が山頂を覆っている。


「あれは絶対行っちゃまずい場所でしょ。あれは……鳥?いや異世界だしあの大きさからして……ワイバーンとかドラゴンとかかな?うわっ近寄らんとこ」


絶対行っても現地の異世界人に会える気もしないので候補から外す。

ぐるっと見回しても街どころか森の切れ端さえも見えない。

候補としては一度山とは反対方向に進むのが無難か。

マップで方向だけをマークし緑の絨毯から地面に降りる。

森の中だと方向感覚は狂ってしまう。マップ…いやマップ様である。


「じゃあひとまず森を抜けるとして食糧とかも少ない。確保しながら進みますか」


アイテム欄に食糧は少しばかりあったがいつ出れるかもわからない。

食糧調達は急務である。マップを見ても反応はない……。



―――反応がない?

「あれ?森って普通もっとモンスターとか動物とかいるんじゃないの??」


今になっておかしいことに気付く。

マップを拡大してみて探索範囲を広げてみる。


―――いた。大きい反応がものすごい勢いで近づいてくる。


先程、樹の上に出たからか気付いたらしい。

マップの反応からみて大型種だろう。どうやらここは奴のテリトリーだったらしい。

周りにモンスターの反応がなかったことから強さが伺える。


直ぐに『黒竜剣』を抜き身構え樹の影に隠れる。


「初めて異世界で会うモンスターがボス級か……こういう時のテンプレってゴブリンとかだよなー」


そんなくだらないことを思いながら息を潜める。

次第に足音が響いてきて大きくなってくる。

それと伴って地面も揺れ、樹が倒れる音も響いてくる……


―――見えた。大きさとしたら五十mぐらいだろうか?

あんなに太く感じた樹がおもちゃの様に思える。


がっしりとした体格に遠くからも分かる隆起した筋肉

四本の手足で地面を駆け顔の周りにはライオンの様な鬣、しっぽは……蛇だろうか?



鑑定。


------------------------------


名前 アーク・キマイラ

種族 魔物 

レベル 160


------------------------------


鑑定結果からはキマイラの上位種らしい。



ををっ!ドOOエかよ!!

ということはなんだ?こいつ雷とか使えんのか?ををー!

ってちゃんとこの世界でも鑑定は使えるんだな。よかったよかった。


鑑定が効いたことに一安心。


レベル的にもゲーム時代と比べると奥地にいたモンスターに近い。

詳しいステータスは分からなかったが闘って感じればいいだろう。

だが、初めてのモンスターに気分が高揚し現実だというよりゲーム感覚になってしまう。


「さぁ!行きますか!」


気合を入れ樹の影から飛び出す。

キマイラも気付いたらしく大きく咆哮をあげ身体からスパークが迸る。スパークは全体攻撃か、四方にはなたれるが隙間を縫うように避けていく。軽装備の素早さを活かしながら接近し剣を振り上げるが、キマイラも隙はない。脚を振り上げ襲い掛かってくる。ジャンプして避けるがそこに尻尾の蛇の口が襲い掛かってくる。襲い掛かる瞬間、空間魔法を使い足場を作り避け……ようとしたがゲームでは画面の向こうだ。慣れずに攻撃を受けてしまい近くにあった樹に勢いよくぶつかる。


「がはっ……!くっ……現実になったから感覚がつかめない。HPは…減ってないみたいし痛みはないが……きついな」


ゲーム感覚と思って侮っていたせいである。

ゲームとはいえVRではないのだ。画面の向こうであるからして今となっては動きや感覚がまるで違う。できることは同じでも感覚が違う。

「慣れるという意味でもいい強さだ!糧になってもらうぞキマイラ!」


伊達にスポーツを色々やっていた訳ではない。ラグビーの時に培った折れない根性と運動神経で自分のものにするべくキマイラに向かっていく。







時間にしてどれくらい経っただろうか?

始めのころは魔法は使えず、気の操作もできず無理やりステータスで剣を使っていた。

キマイラもキマイラで鬣からミサイルの如く毛を飛ばしてくるし、ライトニングボルト?落雷?のような攻撃を仕掛けてくる。雷攻撃に近いイメージとしてはモOOンの麒Oが近いだろうか?体力、皮膚の硬さを取ってもさすがボス級だ。だが、結構硬かったが黒竜剣の攻撃力が高いか一撃入れたらスパッと切れた。慌てて慣れることに切り替え、一度攻撃力の低い剣に変えたほどだ。

あれから幾度か攻撃を受けてみたが痛みはないし、ゲージが減ってもスキル『女神達の祝福』のおかげか、瞬時に回復してくれる。


体力増えるのは装備に付呪であったが、自動回復はなかったからな……

戦況を変えるのは防御力とか攻撃力じゃなくて回復力だなぁ怖いわー。



初戦闘を終え目の前のボスだったものを見る。


「んーこれアイテムボックスとかにはいるかなー?入ってくれると有難いんだが……解体の仕方分からないしなぁ…」


ゲームは自動的にアイテムや素材がポップしたりしてくれるため何とも思ってなかったがこうなってくると解体をしなければ必要な素材が手に入れらない。

満を持してキマイラだったものに手を触れアイテム項目を意識する。



―――結果は成功だ!

瞬間移動の如くふっと消えアイテムの項目欄には≪アーク・キマイラ≫と表示される。


「よしっ!やったー!これで後で解体できるぞー!……ってこのアイテムボックス容量とか大丈夫か?……まさか俗にいう無限収納か?それだとうれしいのだが」


この大きさのアイテムを入手したのだ。普通入らない。

……となると考えられるのは無限収納か……大変ありがたい!


一度状況も落ち着き戦闘を振り返り現段階での課題を見つめなおす。


『やっぱり直に動かすとなると全然違うな。魔法とか気とかどうにやって出すんだ?これからの課題は魔法を使えるようになることと、気の使い方を覚えることだな。あとは剣の使った時の身体の動きを馴染ませることかな?剣術スキルのおかげで何とかはなっているが振り回されている感がすごい……』


まずの課題としては

魔法・気の発動

戦いの身体の動かし方

かな?


このままではキャラの強さを全く生かせない。

ただステータスで剣を振っているだけだ。

幸いにもここは森だ。モンスターには困らないだろう。

自分の力をものにするべく、そして街があるであろう方向に向け歩き出す。







もっと戦闘場面勉強します……。

お読み頂きありがとうございます!

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