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現状確認と一通の手紙

前話大幅なテコ入れしました!


1月忙しくて更新遅れました頑張って投稿していきます!


「あーどうするかな。まずは周りの確認して何持っているか確認して、それからあれとこれと…やる事多いな。順番にやるか」


見上げていた顔を下げ現在やるべきことを確認する。

異世界転移の小説でよくある事はこのまま叫んで近くにゴブリン?が居てワラワラと来るのが落ちだろう。

だからまずは身の安全確保、食料の確認、そして武器になるものの確認だ。

なぜいきなり異世界に飛ばされてどことも知れない森の中にいるのにこんなにも平静でいられるのか?

それは異世界転移に憧れていた、夢を見ていたからこの状況が嬉しくてワクワクしているからだろうか?

―いや違う。職場のある会社は近くに森なんかない大都市だが、実家というか祖父の家は三百六十度見渡す限りの大自然!その中で森の中が遊び場だった。森の中で彷徨って泣き喚いた事もあった。だからこそだった。

まさに年少時代に戻って活動を思い出しての行動だった。


日の光が地面まで届かず、一本一本が大人三人分はあろうかという太さの樹が生い茂る間を慎重に進み始める。鼻を抜けるのは落ち葉が溜まって腐敗したせいか腐敗土の…土の匂いを濃く感じる。気温はさほど高くないが少し湿度があるだろうジトッとしている。向こうは12月だった為着ているのはコート――暑い。

だが今脱げば今着ているスーツは汚れるしそれに…手が塞がる。我慢して周囲の捜索を続ける。


三十分程探索をし危険はないことを確認できたので

コートを脱ぎ下に敷きながら一度腰を下ろす。


「ふー今のところは大丈夫みたいだな。…にしても暑いな。こっちは初夏ってところか?植物も思っていたほど気色悪いって変なのもないしな。」


額に汗をにじませて周囲を見渡す。思っていたのは原生林の様な見たこともない植物や巨大な昆虫などだったので内心ホッとしている。



――さて、一度持ち物の確認をするかな。



次の行動は一度持っている荷物を目に見えるように地面に並び始める。

ポケットから名刺入れ、スケジュール帳、ボールペン、名札、たばこ、ライター。

そして持っていたビジネスバックより書類類、携帯、財布、バ○○リン、封筒、イヤホン…ん?封筒?出している最中に見たことのない封筒が目に留まる。


普段封筒を入れているなら請求書の封筒か社名が入った封筒だろう。

だがその封筒は、よく漫画であるような羊皮紙?の封筒にシーリングスタンプ。

・・・なんかハリ○○で出てくるような封筒だ。

手に取り裏表を返しながら確かめる。

羊皮紙って思ったよりふわふわしておらずざらざらと厚紙みたいな感じがするんだな。ちょっと意外。

手触りを感じながら何か書いてないか探すが宛名も差出人も書いていない。不思議に思いながらスタンプを破り中を確認する。中には折りたたまれた紙のみ。恐る恐るだが取り出そうと手紙に触れると刹那まばゆい光に包まれる。






『―ザッ…き……聞こえていますか?』


――――!?!?

あまりの眩しさに驚き、放り投げた手紙から声が聞こえた。


『突然申し訳ございません。私はあなたの世界で神と呼ばれている者です。この度は大変ご迷惑をお掛け致しまして誠に申し訳ございません。あまり時間もございませんので簡単に申し上げます。あなたは勇者召喚に巻き込まれて異世界へと飛ばされてしまいました。それはこちらの…いえ、私共の意図したことではございません。あくまで何らかの原因で事故が起こってしまいました』


――えっ……神様?からの手紙?ボイスメッセージ?

っというか俺こっちに召喚されたのって事故か!

良くある勇者系じゃなくて巻き込まれ転移系か…


『ご理解が早くて助かります。召喚前にあなたの周りにいた方々が今回そちらの世界に勇者として召喚されました。その世界では魔王と呼ばれるものを倒すために幾度か無作為での勇者召喚が行われております。…ですのでこの度は大変申し訳ございません!』


――ををっ思考で会話してる!繋がってるのか!

  あぁあいつらが勇者か…うん。勇者面してたもんな!

  いえ!こちらもそのような召喚ですとか興味あったのでお気になされず。

  …ちなみに元の世界に戻ることは?


『ありがとうございます!……はい大変申し訳ございませんが戻る事が出来ません。地球がある場所とは時間軸・空間軸共に異なっている為、奇跡的な確率で今回つながる事ができました。ですのでそちらの世界で生きて頂くしかありません…』


――まぁそうですよね…

  

『ですが今回は事故ですので、私共から一つお詫びといったらですが生きていく上でのプレゼントをさせて頂ければと思っております』


――ををっ!是非お願いします!


『ただ、不死身ですとかそういったことはできませんのでお願い致します』


――んーそうですね…あっではこのようなのはできますか?


『…なるほど分かりました。それでしたら禁則事項には引っかからないので大丈夫です。…それとご迷惑をお掛けして更にぶしつけなお願いでございますが聞いて頂けますでしょうか?』


――…お願いとは?


『はい……

 ―――――――――――をお願い致します。大変厳しいお願いでございますが、私共総意でのお願いでございます。何卒よろしくお願い致します』


――分かりました。厳しいですが…あいつらの為です。やりましょう!


『ありがとうございます!ご迷惑をお掛けした上このお願い…ぐすっ…申し訳ございません!お礼と手助けと致しましてプレゼントサービスさせて頂きます!後程ご確認下さい。では宜しくお願い致します!』



そういうと手紙から溢れ出ていた光の強さが増し、こちらに向かって飛んでくる。

始めはなんだか分からなかったが、神と会話をしたためか特に避けるでもなくその光を受け入れる。




色々な方々の小説見てたら書きたかった小説に近いのあったから構成見直ししておりました。初めての作品なので話がおかしいとこもあるかもしれません…

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