6 琴音
灰色猫のクリストファーさん折れるの早過ぎないかな?
もう少し続けたかったのですが、残念です。
それと、私はシスコン(二次元に限る)なのは認めます。
ですが、ロリコンではないですよ?(怒)
わかりましたか?端から見るとどう見てもロリコンなのに、ロリコンということをかたくなに認めようとしない、灰色猫のクリストファーさん。
次の日の朝、目が覚めたのは朝の5時だった。
いつもよりかなり早く目が覚めてしまったが、長い時間寝ていたためか、眠くなかった。
一階へと降りていくが、両親も玲奈も起きていることはない。
俺は一通りの身支度を終えると、リビングでテレビの電源をいれ、番組表を見ていた。
「特に面白そうなものも無さそうだし、ジョギングにでも行くか」
テレビの電源を切ると、ジャージに着替えスマホを持つ。
玄関でいってきますを言い、家を出た。
「さて、どこを走るかな・・・」
30分位走ろうと思った俺は、家の近く、片道およそ12、3分で着く神社まで走ることにした。
「あ! おーい! みつる~」
神社の中間まで走ってくると、後ろから聞き覚えのある声がした。
ゆっくりと立ち止まり、声のした方を振り向いた。
するとそこには、中学の頃まで同じ学校に通い、クラスメイトだったこともある安藤 咲乃がいた。
安藤さんは走る速度を早め、こっちによってくる。
「久しぶり。元気だったか?」
「ああ、久しぶり、安藤さん」
彼女は俺の前で立ち止まると、少しだけ息を切らしながら、そう言った。
「やっぱりその呼び方かよ~。いつも咲乃でいいっていってるじゃん。それで? 充はどうしてここに? いつもこの時間にはここを通るけど、一回も見たことなかったぞ?」
「今日は早くに目が覚めてな、時間があるからってことで神社まで走る予定なんだ」
「へぇ~。なんだ、中二病の再発で筋トレし始めたとかじゃないのか」
「当たり前だ。と、言いたいところだが、昨日も転んだとき変な夢を見たからな。完治したとも言いきれないんだ」
俺はそう言って笑った。
こんにちは琴音です。
こうなったら、どこまで行けるかやってみようと思い、進行方向を私の中で完全に決めた回でした。
できる限り色々な伏線を回収し、張っていこうと思っています。
なので、灰色猫のクリストファーさんが今後どのように進めていくのかが、より一層楽しみになりました。
それでは次回は第8回でお会いしましょう。