小説投稿予告 ~激動の時代編~
こんにちは♪(*ゝ`ω・)
この空賊物語を皆さんにお届けしようかと思います。
完成にはそれほど時間をかけないつもりです。
楽しみにしていてください♪
よろしくお願いいたします♪(*ゝ`ω・)
空に存在する、大きな世界のことなど、とうに忘れ去った人類世界。
二度にわたる世界中を巻き込んだ戦い、アトラス大戦が終結し、人々は戦いの爪痕を残しながらも、新たな世界を作り上げるべく、復興に身を注いだ。
人々が見いだしたものは数十年前から存在した人類の夢、理想郷フィデレシアだった。
その世界を実現させるべく、アトラス・エンド計画を立ち上げ、フィデレシアの到来に希望を見いだしていた。
そんな希望を目指す人類世界に、すべてを荒らす巨大な災害、グレートストームが緒大陸に出現するようになる。
その頃世界には、計画の拠点がいくつもあり、各拠点のリーダーたちは、拠点を壊されてはならないと古代遺産のテクノロジーを使い、他の大陸へストームを動かし、追いやった。
他の拠点も同じ思惑で、ストームをあちらへ、こちらへと追いやっているうちに大陸間で紛争が起き、武力衝突も起きるようになる。
そんな事態が世を混沌とさせ、世界は次第により大きな争いへと火種を撒き散らしていった。
そして、アトラス大戦からちょうど70年後の現在。
地域による戦争が頻発するなか、ある島の王国ディヴァングは、アトラス大戦時に各列強国が探し求めていた、超古代文明のある遺産とそのメッセージを発見する。
それはフィデレシアをこの世に到来させることのできる、世界で話題となっている伝説の秘宝、エクナリジスのありかの鍵を握るものだった。
そこには使い方を誤れば、世界を滅ぼしかねないほどの力をもつ、恐るべき内容が記されていた。
ディヴァング王は、現混迷時代にこの発見を知られれば、世界が理想郷に変わるどころかすべてが滅びかねない、と危惧し、世間の目から隠した。
しかし、それを嗅ぎ付けた世界連邦首脳国ガルクシャラは、太古から裏で着々と進めてきた、世界滅亡計画を実現させるため、ディヴァングに宣戦布告するべく、世界中に世界を滅ぼす陰謀を企てている!と嘘をばらまき、全諸国を味方につける。
全世界を敵に回すことになったディヴァングは、対抗すべく王国最強の騎士団ヴァロアを海外へ送り込む。
しかし、ガルクシャラを主導国とした敵の巧妙な策略を前に、ヴァロアは全滅。
ディヴァングは侵攻されてしまい、王の補佐官はすべて捉えられ、王は捕虜として拿捕され、連れ去られてしまう。
民には、世界を欺いた王をかくまったとして、全抹殺法令が執行される。
遺産が彼らの手に渡れば、世界は滅びる。
そのことを知っていた、古代ディヴァングの賢者の子孫たちは、祖先の伝統から脈々と伝わる"天空の力"に助けを求めるべく、天空にメッセージを送ったのだった。
そして、人類の知らない天空の世界。
そこでもまた、異変が起きていた…。
天空の世界を支える大地の力に影響を及ぼしかねない、大きな地殻変動を、巨大天空機構スカイプロヴィデンスが察知した。
これが地上と天空の世界が繋がっていた時代から予言されていた、世界大異変ディアストロフィスの前触れであると悟ったプロヴィデンスは、その地殻活動を調べるため直属の航空船団を地上へ派遣し、船団は活動の活発な地域へと向かった。
その時船団の前に現れた巨大なグレートストーム。
一行はとてつもない暴風とその威力で見知らぬ地へ不時着してしまった。
そこで目にしたものは、かつて18世紀に栄えた大空賊たちの一人、制空王ジュラガンデ・ジュラグディアスの残した財宝と現代へのメッセージだった。
また、密林地帯とおぼしきこの地に世界の在り方を根底から激変させることのできる、大地のエネルギーのある動脈が走っていることを知る。
一行は、その空賊の財宝が実はかつて世界に降臨した高度文明人たちが残した遺産であり、世界の動脈やその脈動のリズムをも制御できるものであると気づき、この遺物を使い地殻活動に影響を及ぼさせ、大異変を回避させようと決断する。
一方、天空にある浮遊都市大陸の首都ベラフォンディアでは、天空世界を発展させたその栄光の時をすでに過ぎ去った空賊たちによる町の襲撃を取り締まるため、空賊取締法令をプロヴィデンスが公布する。
そんな中、空賊から足を洗って航空貿易ギルドに仕えている一人の航空家、レディック・ファイナルガンは、空賊の活動の場をもう一度作り上げるべく、スカイプロヴィデンス立法本部に再び公式空賊としての活動許可免状の依頼届を提出していた。
しかし、空賊取締法令が施行され、完全に不要となった空賊の後始末にかかった本部は、免状依頼届をあえなく破棄する。
これを受けて、レディックをはじめとするかつての空賊たちは、今までの仕事や営業をやめ、再び空賊としてギルドを立ち上げる決断を下す。
そうして仲間たちにギルド結成の招集をかけ始めた頃、突如天空から巨大な円盤が出現する。
時空人と呼ばれる種族による勢力の到来だった。
その勢力の到来により全世界に謎のエネルギーが発生し、地殻変動やグレートストームが頻繁に活動するようになる。
スカイプロヴィデンスは時空人に対して敵意をむき出しにしたが、彼らはこの世界の住人たちにある希望と願いを託しにやってきたといい、謎のエネルギーの発端となった「力の石」カオスガーネットの存在を明かす。
この石は今パワーが暴走していて手に負えないが、唯一その力を静められるものがあり、それがこの世界に眠ると言われるときあかしの秘宝、エクナリジスであるという。
そして、これから訪れる世界大異変ディアストロフィスを止められるのも、エクナリジスであり、それを見つけてもらう代わりにその使用方法を教えにやってきたと言うのだ。
まるでなにか世界の真実を知っているかのような彼らの話にプロヴィデンスは半信半疑ながらも、その要請を受け入れる。
プロヴィデンスは、エクナリジスの発見のために、空賊たちに活動の場を与え、再び空賊ギルドとして組織を立ち上げることを承認した。
遅まきながらの対応に空賊たちは憤りながらもギルドを結成し、秘宝エクナリジスを見つけ出すべく地上へと降り立つ。
しかしその先に、これから大激動の到来が突如到来し、2つの種族の命運を左右することになるなどとは誰も予想だにしていなかった…。
まさか、エクナリジスを探すことが人類世界にさらなる混沌を生み出すことになろうとは。
そして彼ら空賊が世界を相手に戦い抜こうとする一国の民たちに肩入れすることになろうとは。
今、時空を越えて巨大な戦いが幕を開ける。