1話目。ありきたりな始まり。
2014年3月13日(木) 後半の追加
私は、明るくて真面目に見えるが、中身はめんどくさがりな変人。自分ではそう認識している。
中3だけどまだ14歳、受験生。名前は――――――
突然気を失った。
ここはどこ? 私は誰?
目を開けるとそこは洞窟だった…
記憶がはっきりしない。
たしか家部屋でゲームをしてて……
うん。それ以外思い出せない。
目の前に本がある。分厚い。
私はそれを手に取って……あれ?
私の伸ばしたそれは手ではない。まるでドラゴンのように鱗が生え、指のように5つに別れた先端にはそれぞれ鉤爪が……
ありきたりのこの展開と爬虫類らしき手(?)。
あぁ… どうやら人間ではない何かになってしまったようだ…
念のため自分の体を確認する。ドラゴンかと思わせて実はただのトカゲ、なんてことになってたら悲しい。
頭に角が生え、背中に翼の生えたトカゲ。この体を表現するにはその表現が1番うってつけだ。前足と後ろ足に鉤爪。4つの足の裏と体の前面を除いて緑色の鱗が生えている。爬虫類らしく瞳孔が開いている。目は琥珀色だ。
間違いなくドラゴンになっている……。めんどくさいことになった。
とりあえずさっきの本を見た。なんだかうまそうだ。
所詮動物なので本能には勝てません。ぱくり。
ほんのりと甘い味がする。やっぱり旨い。
そして飲み込んだ瞬間、頭に知識が入ってきた。なんじゃこりゃ。
どうやら食べたことで本の知識も取り込んだようだ。まったくもって便利である。
この際全部食べてしまおう。がぶり。
残さず食べました。完食です。