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読み切り

読み切り書いてみました!ぜひ読んでみてください!よろしくお願いします!


【14年前、地上に天使が舞い降りた】



舞台は中世ヨーロッパのように見える。

だが2人が暮らすそこは20人ほどの小さな村だ

その村の中で、夜中だと言うのに未だ火を灯している家がある。

突然そこの家の父は齢8歳のアランを拳で殴る

これは愛の暴力などではない。殴るための暴力だ


父「なぜ言われたことができないんだ!!!」

父「この愚か者!!!」

アラン「ごめんなさい…」

父「悪い子には罰を与えねば、きっと天使様もそう仰る」

父「悪い子は火で炙らねば」

幼少期のアラン「やだ…」

父「洗礼された火は、悪しき心を燃やしてくれる」

父「腕を出しなさい」


蝋燭に火をつけたその瞬間、アランの左腕を掴む


アラン「いやだああああ!!!」

父「これはお前のためなのだ!!!お前の中の、悪しき心を燃やす為!!!」

アラン「お父さんおかしいよ…!!!」

父「おかしいのはお前だアラン…!!!」

アラン「でもお父さん!!!」


その時突然、蝋燭を机の上に置き幼きアランを優しく抱きしめる

その瞬間だけは、以前の父を感じられた。愛が込められた抱擁だ


父「頼む…お前のためなのだ…」

父「どうか…どうかわかってほしい…」

アラン「お父さん…」

父「だからその為に!!!」


再び机の上にある蝋燭を掴みアランに向ける。それは父などではなく、悪魔のように見えた


父「お前の心は燃やさねばならぬのだーッ!!!」


【俺はこの時思ったよ、天使を殺してやるって】




そして10年の時が経つ。

2人は18歳を祝う日、天使と会えるのだ。今日がその日で、正装に着替え準備を終えていた


父「アラン、準備はできたか?」

アラン「ああ、出来た」

父「それじゃあ行こうか、天使様の元へ」

スッ…(まくっていた袖を戻すアラン)

アラン「ああ…」

【アラン・グレル(18)】



アランは家の扉を閉める


【14年前に天使が現れてから、俺の知ってる人は全員おかしくなった】

【子供から老人まで、天使を崇拝するようになった】

【天使は何者かはわからない、でも確実に】

【人類を支配しようとしているのはわかる】

【天使は人類に知識を与えたらしい】

【その知識を与えている内に、みんなおかしくなった】


父「天使様にお会いするのは10年ぶりだ!」

父「お前はまだ会ったことがなかったな!」

アラン「うん…」

父「天使様は神々しいぞ…!!」

アラン「ああ…」

父「なんだアラン、体調が優れないのか?」

アラン「いや…そんなことは…えっと…」

アラン「天使様に会うの…楽しみだ」

父「そうか」

父「お前も昔は天使様を勘違いしていたな」

父「人類を脅かす敵だと」

アラン「もう思わないよ」

父「理解してくれてよかった」

アラン「あ、ああ…」

??「おい」


突然見知らぬ男に話しかけられる。この村の人口は20人ほどだ。見知らぬ顔はすぐにわかる


アラン(誰だ?)

??「お前…」

アラン「…」

父「アラン!!!何をしているんだ!!!」

アラン「ごめん…今行く…」

??「…」

アラン「すみません…今急い…」

アラン「あれ…」

??「…」

??2「どうだった」

??→ジン「間違いありません」

ジン「天使による支配は受けていないようです」


【ジン】


??2「わかった、ご苦労」

??2「じゃあ、戻ろうか」

ジン「一旦戻って、準備を整えますか?」

??2→フィラム「ああ、そうする」


【フィラム】




天使が佇むとされている教会の前に到着する

するとフィラムは扉をノックする。そうするとすかさず若い女性が顔を出す。彼女は天使の教会の管理をする方だ。案内役と言われている


案内役「なんでしょう」

父「話を聞きに」

父「魂を預けます」

父「全てを委ねます」

案内役「どうぞ、お入りください」

父「失礼します」


アランが一息呑むと、教会の中へ足を踏み入れる。


案内役「ようこそ、天使様がお待ちです」

案内役「無礼のないよう、よろしくお願いします」

父「もちろんです」

父「天使様!あなたとお会いしてから、早くも10年が経ちました!」

父「これからも私はあなたを崇め、愛し続けることを誓っています!!!」

父「ですのでどうか、私たち親子に」

父「言葉を…頂きたい…」

父「では…失礼致します」

アラン(行くぞ…!!!)

天使と思われる声『どうぞ』


大きくて立派な扉が開いたその瞬間、思わず天井の方を見上げる。

そこには天使と思われる巨大な岩のような奇妙な生物が空中に佇んでいる。その生物は人間のような腕を生やし、大きな一つ目に大きな4本の翼。足はなく、本当に巨大な白い岩に大きな一つ目と2本の白い腕、そして4本の翼が生えているように見える


アラン(は…?え…?あれが…天使……?)

父「おお…!!!お美しい…!!」

父「幸せです」

天使『いえ…あなた方…人間の方が私よりはるかに美しいですよ』

父「謙虚だ……!」

父「ありがたい言葉をかけてくださり、本当にありがとうございます…愛しています」

天使『そこのあなた…』

天使『私に殺意がありますね?』

アラン(心が…読めるのか…)

天使『ええ…まぁ…なんとなくですが』

天使『なぜ私に…そんな感情を抱くのですか?』

父「見損なったぞアラン……」

アラン「お前がみんなを奪ったんだ…」

アラン「お前が!!父さんをおかしくしたんだ!!」

父「っ………!」

父「まだそんな口をォっ!!!」


アラン達が言い合いをしていると、突然案内役が扉を開け中に足を踏み入れる


案内役「何を騒いでいるのですか!!天使様の御前で!!」

天使『…許可なく開けましたね』

案内役「えっ…?」

天使『"罰"を下します』


天使が腕を振り下ろしたその瞬間、直接触れていないにも関わらず管理人の頭が潰れる


アラン「え……………っ」

アラン(殺…された……人が………)

アラン「うぁあああぁぁぁあぁああ!!!」


恐怖したアランは突然教会の外へと走って逃げ出してしまう

アランの父はすかさず追いかける


父「アラン!!」

天使『………』




アラン(ダメだ…勝てっこない)

アラン(俺はなんてバカなことを考えてたんだ……!!あんな化け物に…勝てるわけないだろ…………!!)

アラン(ごめん父さん…ごめん……っ)

アラン(何も出来なかった……!助けてあげられなかった………!)

アラン(ごめん……!ごめんなさい……!!)

父「アラン!!」

アラン「父さん……」

父「待て!!なぜ天使様を拒絶する!?」

父「恐れることはない!!人が死ぬのは裁きだ!!」

アラン「父…さん………」

父「さぁ戻ろう!天使様も御慈悲なさる!!」

アラン「………」

アラン「…ダメだ………」

アラン「天使なんか存在しない……」

父「……なんだと?」

アラン「あそこにいるのは!!"悪魔"だけだ!!!」

父「……………」

父「そこまで堕ちたか、アラン」

アラン「………」

父「愚劣無双な愚息めが」

アラン「父さん!!!ちゃんと考えてよ!!!」

アラン「天使(アイツ)は知恵を与えた代わりに!!」

アラン「"心"を奪ったんだ……!!!」

父「…ああ」

アラン「!」

父「俺は天使に心奪われたよ」


父は嬉しそうにそう言い放つ


アラン「クッソ…………」

父「お前の心を叩き直してやる」

アラン「っ………」

アラン「父…さん………」

アラン「くっ………!!」


その瞬間、アランは突然教会の方へと走り戻る


父「アラン!!!何を!!!」




教会にて、不気味に上空に佇む天使と、走ってきたから息切れしているアランが向かい合う


天使『………』

アラン「はぁ…はぁ…はぁ…」

天使『…臆したのでは?』

アラン「はぁ…はぁ…あぁ……」

アラン「めちゃくちゃ怖いよ…体が震える……」

天使『愚か…ですね』


突然アランは拳で自分の胸を打つ


アラン「うっ………!!」

天使『………?』

アラン「…ふぅ…………」

アラン「…ダメだ、震え止まんない………」

天使『……一体何をやっているんですか?』

アラン「………」

アラン「俺の父さんは……優しくて…料理が上手くて…」

アラン「家族想いなんだよォ!!!」

アラン「だからお前は!!」


足で地面を踏み込み、ナイフを持って天使に向かって飛び出す


天使『…』

アラン「あまりにも邪魔だ!!!」


アランは飛び上がり、天使にナイフを刺そうとする



同日。

天使と戦うために開発された専用防具、対天使対策着(たいてんしたいさくぎ)を装着した2人が教会の扉の前へと到着する


フィラム「いいか?まずは距離を取りながら、洗脳されてる人間の数と、天使の数、大きさの確認だ」

ジン「わかってます、手順通りにやりますから」

フィラム「よし」

フィラム「そんでジン」

ジン「?」

フィラム「…死ぬなよ」

ジン「はい」


フィラムが扉を勢いよく開けて中に入る

だがそこには、凄まじい光景が広がっていた


フィラム、ジン「…………!」

天使『ええ!その通りです!それを首に巻き付けてください!』

アラン「はい!わかりました!これめちゃくちゃ最高ですね!」


そこには、笑いながら殺した父の腸を取り出して首に巻き付けて遊んでいるアランと、それを命令する天使が戯れている


フィラム「………」

ジン「………」

アラン「あれっ?新しい教者ですか!」

ジン「……あんた」

アラン「?」

ジン「……ごめんな…」

ジン「救けられなかった」

アラン「???」

アラン「えぇ!?俺はほら!天使様と仲良くやらせてもらってます!めちゃくちゃ幸せですよ!」

アラン「わかったんですよ!逆らうって意味わかんないって!」

アラン「天使様の言う通り、父さんを殺しました!このナイフで!滅多刺しにしましたよ!」

アラン「父さんめちゃくちゃ苦しんで喜んでましたよね!天使様!」

天使『ええ、あれほどの幸福の声を聴いたのは初めてです』

ジン「……」

アラン「そんで気づいたんですよ!」

アラン「これが"生きる方法"です!」


【天使の扱う"洗脳"の力は、恐怖している相手ほどかかりやすい】

【今までのアランは、恐怖よりも、"父を変えてしまった怒り"の方が圧倒的に多かった】

【だが天使と実際に対面したことで、感情が逆転する】

【天使と戦ったが、アランは人の周りを飛び回るハエさながらであった】

【瀕死になったアランは、その痛みと天使に恐怖し敗北する】

【そして天使は、実父に手をかけさせることによって、アランの心を完全に掌握することに成功する】

【故にアランは、恐怖に屈する奴隷に成り果てた】





終。

最後までありがとうございました!

色々変な部分もあったかもしれませんが、最後まで読んでいただいたことを嬉しく思います!

次回作もご期待ください!!!

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