第三生徒会ルート エピローグ
第三生徒会ルート
エピローグ
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南洋校舎第二生徒会幹部と校舎の消失は、本土の知るところになった。
学術調査を名目に多くの人間が南洋校舎に来ようとしたが、一切を閉め出す聖フランチェスカ学園。
批判や要望が集中したが、最後まで「有資格者以外の入島は禁ずる」と押し通した。
むろん、自らの船舶や航空機で押し入ろうとする不逞の輩はいたが、不法侵入が確実なので現行犯を実行逮捕する権限を警視庁から得て排除し続けていた。
自称ウイッチハンターたちは、近年まれにみる謎として変質的に追い回したが、実際に出回る情報のすべては南洋校舎自身が発表したものしか無く、現地にも行けないともなれば思いが募るばかりだった。
絆の生徒会が失われたことで、南洋校舎への熱が冷めたかと言えば、別の話であった。
消失した幹部の替わりに生徒会を切り回し散る人間が、かなりの有名人だったから。
北郷一刀
フレンチェスカ唯一の男子生徒でありながら、南洋校舎へいくことを許された少年。
彼が治める「博愛」の生徒会を希望する生徒は引きも切らないと言う。
「覇」「徳」「博愛」三つの生徒会が治める南洋校舎を、目指すものたちがいる。
今も、これからも。
第三生徒会ルート本編はこれにて閉幕です。
いくつかの拠点ルートを挟んで、第一生徒会ルートの開幕となります。
拠点はおおよそ流れを決めていますが、登場希望のキャラがいましたら感想などで明記していただければ幸いです。(※紫苑先生・桔梗先生は三シナリオ終了後に専用ルートを設けてあります。)
では、次回更新をお楽しみに。