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短編作品

あのクズなバスの運転手をギャフンと言わせたいんだぁ!

作者: 太陽
掲載日:2025/08/31


「起きて!歩 学校遅れるよ!」



「うーん、もうちょっと、、ー」



「バスに乗る時間ないよ!」



「あ!!!!遅刻しちゃう!」



私は高校1年生 西野歩 学校は徒歩で歩くことはできず自転車で行くことも難しかった

なので バス通学で行くことになったんだけど それが1時間に1本しかないバスで登校時間が7時40だから その7時のバスを逃すと私は遅刻しちゃう だから 絶対遅刻できないんだ




「今日は絶対間に合う!!」



いつもそのバスを逃して遅刻してきた私 でも今日は違う 私は全速力で遊歩道を走り 時間ギリギリでバス停へと走る もうバスは待ってていた




「の、のりまーーす!のりまーす!)



私は大きな声で手を振りバスの運転手を待っててもらうようにお願いしたのだが


私がバスの前に来た瞬間 そのドアがバサッっと閉まった



「な、!なんで?」



ドアの向こう側からはバスの運転手さんが不敵な笑みでこちらを見下すように言ってくる



「もう、時間だからねぇ~(笑)」



そう言うとバスは私を乗せることなくバスは走り去っていく



「ふ、ふざけるなぁーー!乗せろ コラぁー!!」



私の叫びなど当然届くことがなく ただバスを見つめることしかできなかった



「あいつ、わざとやったの?」




その時、私の中の叫び 苦しみ 怒りが同時にこみ上げ あのクズなバスの運転手を見返したい! そんな気持ちを抱くようになっていった






「遅刻だぞ! 歩 」



私は次のバスで高校に行った 



毎回のことだけど、すごく苦しい あの、クズ運転手が乗せてくれなかったからだ




「はぁ~ もう最悪だよぉーーー」



「どうしたの?歩? 元気ないよー?」



この子は 希 なんでも話し合える私の1番の親友 そして足の速い陸上部!




「それでねぇーー今朝 バスに乗ろうとしたらバスの運転手さんに急にドアを閉められて! わ、! 私!時間内にバス停に着いたんだよ!!!? 信じてないでしょ?その顔は!」



「ハハハ 信じてる!信じてるって!歩が言うんだもん! それで歩はどうしたいの?」




「私、あのクズなバスの運転手を見返してやりたい!見返して 次のバス停でスカした顔で挨拶したい!」


「(笑)ほんとに歩って面白い!(笑)歩 私協力する!絶対あんなクズなバスの運転手をやっけてやろ!」



私と希はこの日からどうやってバスよりも早くバス停に行けるか考えたのだった





「やっぱり バスに追いつくには足だよ!早く走ること!」



私はこの日から希のいる陸上部で足を早くする練習を行った でもそんなに早く足が走れるわけがなく 腿上げだけで息を切らしちゃう私にとって最悪だった



「はぁはぁ」

 


「ダメだよ!歩!もっと早く走れないと!」



「でもぉーーー!」



「私は中学生から帰宅部だよ? 家ではアニメ鑑賞 インドア派の私には難しんだよぉーー」



「ふーん 諦めるんだね?」





「ピピ、ピピピピ、ピピピピピピピピピピ」



「うーん まだ眠い、、、」




「ちょっと歩!遅刻するよ!!」



「もうちょっと、、だけ?あ!!!!!」



「遅刻  遅刻だぁ~ーーー!」



私は一生懸命 坂を下る バスはすでに待ち構えていた



「乗るう~~~!」


私の思いなどきかないバスの運転手は 私を待つことなく前進し進んで行った




「ふざけるなァ!!!」








「先生、ごめんなさい」




「ここまで遅刻すると少し考えないとならないな」



「先生違うの!バスがいじめるのー!」



「言い訳など聞きたくない!」



「こんなぁー」



私は察した 次遅刻したらヤバいってことを




「希みぃー! なんとかしてぇーー!」



「 バスのバス停みて考えたんだけどさ これ、下ったらバスよりも早いかも?」



「え?そうなの?」



希はバス停の地図を広げてこう言った 




「バスはぐるっと回って付近のバス停に行くけど ここの道を一直線に走れば4つ先のバス停に着くからショートカットできるんだよ!」



私は驚いた 昨日の話から希はずっとそのことを考えていて こういった提案をしてくれたんだ

 


「でも、無理だよ バスが来る前にあの急な下り坂を下るなんて!」



「無理じゃない!」



「え?」



「できないからやらないんじゃない!やらないからできないんだよ?」



私は明日 あのクズなバスの運転手との勝負がはじまろうとしていた




「ピピ ピピ ピピ ピピピピピピピピピピピピ」



「うーん眠い 眠いよー」



「歩!遅刻しちゃうわよ!!」 



「あとちょっとだってばー」



「バスに乗り遅れてもいいの?」



「あ!そうだった!」




私は制服姿に着替え 一生懸命に通学路を下る



「あれ?今日は 時間内に着きそう」



私ははじめてバスが来る前にバス停に着くことができた!



(はじめてだ こんな気持ちいいんだね、バスを待つことって!)



バスにきて私は笑顔でバスを見つめる 



(うっしっし)



でも、ドアは開かなかった 




「はぁーーー!意味分かんないから!!!」



その運転手はわざと私を乗せなかったのだ



(バスの運転手のあの笑顔 絶対許さない!!)



私の怒りは沸騰し限界を超えた




私はもう一つの下り坂を下りショートカットで走るバスへと向かうのだった





私はこれ以上なく本気で走った! もう遅刻なんかしたくないから!



ここの路地は狭い けど 慎吾がないので一気に下れる







(歩!ここの路地は驚いた自転車があるから気をつけて フットワークを軽く ステップしながら走るんだよ!)




(歩!ここは神社で砂利道も多いの だから

飛び石を使って、! 3段ジャンプ!)



(あれ?今日はなんだか近所の人も居ない ?どうしたんだろ?)



希「あの、すみません ゴミ出しはもうちょっと遅く来てもらえないでしょうか? 歩ちゃんがきちんと走れるように!」



「歩ちゃん!頑張ってねー!!」


「頑張れよ!」



応援が聞こえる 近所のおじいちゃんおばあちゃんだ 私はみんなのためにバスを乗るんだ




遠くから一つバスの音が聞こえてくる 



「お願い! まにあって!」









「次はー〇〇ー〇〇ーーです  え?」




バスのドアがゆるりと開く  




「見たか!!クズ運転手!!」



バスの中は歓喜の声が沸き上がった






「歩ーー!」



「希ーーー!」



私と希はハイタッチをする



「間に合ったんだんだね!君は偉いよ!」





「先生?おはよ~ございます!」



「ま、マジ? お、おはよう」



「あー気持ちいい!時間内に学校行けるなんて 夢みたい!」







「ピピ ピピ ピピピピピピピピピピピピピピ」



「歩!遅刻しちゃうよ!!!早く起きなさい!」



「うーん、もうちょっと寝る 」



「早くしないとバス遅れるよ?」



「大丈夫大丈夫 ショートカットするから」



「もう 8時 遅刻よ」




「え?  ええええエエエーーー!」




「ヤバいって なんでもうちょっと早く起こしてくれないの?」




「間に合うって言って何回も目覚まし消してたわよ?」



「ウソ?」




「だいたい もっと早く起きれば バスに乗り遅れることないのよ!」



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