episode:0 その男
私の名は南雲 純一31歳独身のただのブラック企業社員だ。
私はやっと21連勤の呪縛から解放された。だが私に休みなどほぼないどうせ帰ってもそのまま寝て出社もう何年もやっていることだ大して変わらない。
ーー西暦2032年 技術革新により進化し続けたこの社会で平均の能力の者はこうやって生きていくしかない
もう立っているのもつらい。いや鞄を持つこの手も全身がきしむように痛い
「なんでこんなことになったんだろうな」なんて言い飽きたくらいだ。
もういまさら変わる事すら望んでいない
そう絶望して歩いていると突如爆音が鳴り響いた。まあ反応する気力もないわけだが
「取り合えず会社じゃない場所で寝たい」私は帰りたい気持ちでいっぱいだ
力の入らない足で帰路に就く全身が焼けるように暑い...いや熱い
気づいた時には周りが燃えていた
「幻覚?まともに寝てねえからか?」
その時、空から謎の物体?が下りてきた「ソレ」は自分に向かって真ん中あたりの目(?)のようなものに光を集め始めると、まぶしさそれと言い表せないような感覚が襲った
ーーそれが私の最初で最後の記憶だった。
初投稿です。タイトルにはあまり意味はありません
よろしくお願いします。