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第6話 冒険者登録で再び波乱!?

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「さて、次は冒険者登録じゃな。」


 冒険者ギルドの扉を押し開けると、室内はにわかに静まり返った。さっきのデコピン事件が余程衝撃だったのだろう。冒険者たちは目を丸くし、声を潜めてこちらを見ている。


 ギルドの中は典型的な光景だった。

 古びた木のテーブルでは鎧を着込んだ男たちが大声で武勇伝を語り、壁には依頼書がびっしりと貼られている。鉄を打つような音がどこからか響き、酒と獣脂が混じった独特の匂いが充満していた。


「むっ、なかなか賑やかじゃのう。」


「ママー!みんなカッコいい装備してる!」


 リオが目を輝かせる中、妾の耳には明らかに聞こえる――。


「……あいつ、壁まで人を吹っ飛ばしたんだぜ?」


「人差し指だけで人を吹っ飛ばす化け物だろ……。」


「関わるな。絶対関わるな……。」


 冒険者たちのひそひそ話を気にせず、私はカウンターに向かった。


「こ、こちらの用紙にお名前と特技をご記入ください……。」


 受付嬢は震える手で書類を差し出した。彼女は金髪碧眼の美しい女性だが、その表情には笑顔を保つ必死さが滲んでいる。


「ふむ、名前はセリーヌじゃ。そして特技は――」


 ここで冗談を言わぬのが大人の対応かもしれんが、口が滑る。


「デコピンで厄介者を黙らせることかの?」


「えっ……!?」


 受付嬢の手がピタリと止まる。その瞬間、後ろで数名の冒険者がむせる音がした。


「ママ、面白いこと言うね!」


 リオは無邪気に笑うが、周囲の空気は凍りついている。どうやら冗談が通じる場ではないらしい。


「え、えっと……スキルと適性を確認するため、こちらの魔法球に触れていただけますか?」


 受付嬢が指さす魔法球は青白く輝き、細かな魔法陣が浮かび上がっていた。


「リオ、お主から行くのじゃ。」


「うん!」


 リオが恐る恐る球体に手を乗せた。その瞬間――。


ピカァァァッ!!


 眩い光と共に魔法球が輝き、表示が浮かび上がる。


【冒険者適性結果】

名前: リオ

レベル: 5

HP: 15,000

MP: 75,000

攻撃力: 2,000

防御力: 1,500

スキル: [ママ大好き], [無限のポテンシャル]

評価: 「規格外」


「……レ、レベル5でこの数値はおかしい……。」


 周囲の冒険者たちが絶句する。普通の冒険者ならレベル50でHP500、攻撃力300が精一杯。リオのステータスはそれを遥かに凌駕していた。


「わー!僕、すごいんだって!」


「うむ、我が息子ながら見事じゃ。」


「では、セリーヌ様もお願いします……。」


 受付嬢は声を震わせながら魔法球を差し出す。妾が手を乗せると――。


ドゴォォォンッ!!


 魔法球が爆発した。衝撃波がギルド全体に広がり、窓ガラスが震える。爆風で受付嬢の髪が乱れ、周囲の椅子が次々と倒れた。


「ひゃあああっ!?」


 冒険者たちは床に伏し、目を見開いている。


「何事だっ!!」


 奥から現れたのはギルドマスターだった。彼は恰幅の良い体を揺らしながら壁にめり込んだ冒険者と粉々になった魔法球を見て絶句する。


「……これは……一体?」


「ただ、手を置いただけじゃが?」


「手を置いただけで魔法球が破壊されるか!!」


 その後、ギルドマスターは深いため息をつき、重々しく言った。


「貴様、一体何者だ……?」


「ただの母親じゃ。」


「母親が魔法球を粉砕するか!!」


「登録は特例で認める。だが、頼むから……もう騒ぎを起こさないでくれ。」


「うむ、感謝するぞ。」


 ギルドを出る間際、冒険者たちのヒソヒソ声が耳に入る。


「あの母親、魔王じゃねぇのか?」


「違うだろ、世界最強の冒険者だ……。」


 「リオの“魔王らしさ”が少しずつ目覚める!? それとも母セリーヌの全知全能っぷりがまた炸裂する!? 次回、魔王親子の波乱万丈な旅がさらに加速します!」

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