第21話『ウナvs千夜1』
物凄い遅れてすいませんでした!
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千夜「危なっ!」
私は間一髪彼女の大鎌を避け切る。そして、一気に呼気を短く吐き、即座にカウンターの蹴りを食らわせる。なんで攻撃したのか知らないが、取り敢えず、この手の奴らは黙らせておけばなんとかなるのだ。
しかし、私の蹴りは空を切り、華麗に空振りしてしまった。
なおも私は攻撃を繰り出す。
千夜「はぁぁあ!“光来”‼︎」
ウナ「弱い。光の速さ?遅過ぎる!“魂狩之転鎌”‼︎」
私は魂狩之転鎌をモロに喰らい、血液が噴水のように噴き出す。同時に妙な脱力感を感じ、私は足に力が入らなくなる。その後腕が、更にもう片腕が、どんどんと脱力してゆく。
千夜(ッ⁉︎そうか。魂に傷が付いてるんだ。魂への傷は、肉体の負傷なんかよりも激しく生命活動に影響を与える。まぁ、当たり前、だよね。魂は全生命の核と言っても過言では無いのだから。)
ウナ「ほらほら、どうしたの?貴女、そこまで弱い癖に私を拷問するとか言ってたの?この私を?まだまだ出してない力だってある。……ねぇ……本当にその程度なの?」
千夜「な……め……るな。くっ。はぁ、はぁ、“光天煉獄”‼︎はぁっ!」
私は自分の持てる最大の火力の技で攻撃する。…………しかし。
ウナ「はぁ。つまんないわね。魂狩之夜想曲‼︎」
ウナは素人の私から見ても美麗だと感じる程の流麗な鎌の扱い。まるで私はぶつ切りにされるのが自然と言うかの如く、その鎌が私を斬り捨て、更に細切れにしてゆく。側から見ればきっとその異常性がわかるだろう。
何故ならばそれは、血の一滴すらも落ちず、ただ私と言う名の物質を細切れにしてゆくだけである。何故私がこんなにも斬り捨てられているのに冷静に語っていられるか。それは、もはや痛みすら感じないからである。では何も異常無いのか?っと言われればある。例えば止め処ない脱力感である。こんな状況で意識を失うことも出来ず、只々斬られて別々になってゆく感覚だけを感じる。けれども、私は尚も諦めず、
千夜「S級技能‼︎再生•真。」
自身の身体と魂の完全再生をする。
そしてーー
千夜「成程。やっと力が少しづつ戻ってきたみたいね。さて、第二ラウンドよ。」
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