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第二話『練習試合』
第二話『練習試合』
―一方ヘル達―
「今から、ヘルVS理玖の試合を始める。」
夜桜雪華が言う。そして、雪華の氷結魔法が解除され、
それが試合開始のゴングとなる。技能技能
「『E-級技能【戦力眼】』。」ヘルが使った【戦力眼】は、相手の戦闘力を見る事の出来る初歩的技能である。
そして、相手。つまり暁 理玖の戦闘力を数値として確認できるのだ。今の暁の戦闘力は《50》である。
そう。すごく下がっているのである。これに気づいたヘルは、
「理玖。なんで自分の戦闘力下げてるのよ?」
そう問いかける。
しかし、理玖こと、俺には、全くと言って良い程自覚がなかった。それに、会った最初の時は、2000億あったヘルの戦闘力もいま、2000になっている。つまり、下げているのではない。下がっているのだ!そこに気付いた理玖は、練習試合など、すっぽかそうとしたが、雪華師匠に止められる。
「待ちなさい。気持ちはわかるけれど、相手が誰かすらも分からな―⁉︎」と、雪華師匠は突如絶句した。
練習試合出来なかったぁ!
まぁ、次はしたいですね!出来ればだけど