ハンサムガッツメンと筋肉パーク
ササミとブロッコリー
吹雪く桜は入学の春を告げる
春らしからぬ巨体をこれでもかというくらい
見せつける彼はそう
筋肉魔王のマサタケ
マサタケ 「オレはマサタケ!今日から聖-セント-マッスル筋学院の生徒だ!身長は210cm!体重は120kg!どこにでもいる高校生だ!」
マサタケの溢れるたくましさは、そこのけそこのけと道を開かせる
圧倒的圧迫感とバキバキとしたその筋肉は聖-セント-マッスル筋学院の門を叩くには充分だった
マサタケ「うわぁ!デカい!」
意味も無くただただデカい銅像
この銅像は初代理事長であり、初代筋肉パークの 金剛山 筋衛門 である
マサタケ「俺もなるんだ…こんな風に…」
希望に溢れた彼は背後から迫り来るバキバキ巨体に気づかなかった
悪人面した先輩「よォ!新入生!お前こんなモノ目指してるのか?良ければ手伝うぜェ!」
マサタケ「誰ですか!アンタは?」
悪人面した先輩「悪ぃ悪ぃ、名乗らせてもらうぜ、俺はゴリ・タチマチ!夢見る新入生の夢をゴリゴリに破壊する筋肉先輩だ」
マサタケ「そんな、僕はまだ入学式にも出ていないのに」
怯えるマサタケは一瞬のうちにゴリを壁に埋めていた、筋肉的解決法である
マサタケ「ところで入学式の会場はどこだっけ?」
パンフレットに示された筋肉体育館を目指すマサタケの前にまたもや新手の筋肉が現れる
主将「待ちな、お前いい身体をしている、後でここに来い!」
そう一言、彼は立ち去る
マサタケ「なんなんだ?」
困惑しながらも目的の筋肉体育館に辿り着く
筋肉体育館は外からでも分かるくらいザワザワしていた
マサタケ「こ、これはッ!」
目の前に広がる景色に彼は驚愕した
そこには殴り合いをする新入生達がいた
これから入学するであろう学校の教室へと続く鍵を求めて闘いが始まっていたのである
マサタケ「これが聖-セント-マッスル筋学院…」
筋肉パークを決める闘いは入学式から始まる
それが聖-セント-マッスル筋学院なのである
マサタケ「乗り遅れたくない!乗るしかない!うおおおおおおぉぉ!」
後日、語られる伝説は一夜にして聖-セント-マッスル筋学院を邪悪-イービル-マッスル筋学院に変えたという彼の伝説だけである
マサタケ「フッフッフ…来い金剛山一族、本物の筋肉パークはどちらなのか決めてやる!」
この先どうなるのか!ハンサムガッツメンとは誰なのか!気になる次は存在しない!主人公、金剛山ハルクは魔王マサタケを倒し筋肉パークになったのだ!筋肉的結末である!
よくわからんわ