第10話 まだ見ぬ仲間
「なあレナ、ここのギルドで寝泊まりしていいの?」
子供たちを庭で遊ばせている傍らボンヤリとその光景を見ているレナに今後の事を確認しておきたかった。
レナは訝しむ表情を俺に向けてきた。
「ジェイ君、君は追放者だろう? 追放者はギルドリーダーかギルドマスターが——んーっとぉ……最低半年かなぁ? 更正を兼ねて一緒に生活しなきゃならないんだよぉ。君は冒険者歴があるのだからギルド共通規約ぐらい覚えておきまえよぉ〜」
「へぇー。周りに追放者なんていないから知らなかったよ……よし! 今度ギルドリーダーに挨拶してくるよ! 今日は仕事でいないんだっけ?」
「フッ、弱小ギルドである【レナちゃんファンクラブ】にギルドリーダーなんて役職はないのだよお!」
レナが親指を上げてドヤ顔していた。
マジか?
ここはギルドとは名ばかりの子供の遊び場だったのか? 俺はいい歳して子どもに混じって遊ばなきゃならないのか?
ってかさ……聞くのが怖いんだけど。
俺の予想は当たらないで欲しいんだけど。
「このギルド……まだ人はいるよね? 今日はたまたま仕事に行ってるだけだよな?」
「 ——しょ ……いるよ」
え? 今小声で『どうしょ?』言った? そして後の間はなに?
あー、聞くの怖い。聞くの怖い。
「その人は何歳なの? その見た目とかスキルとか魔法使いか?」
「もぉ〜、ジェイ君さっきから別の女のことばっかり気にしてるぅー! それよりもわたしってぇ、い く つ に 見えるぅ? ジェイくん当ててみてぇ」
「うるせえよ。ぷーっと頬を膨らませる前にさっさと答えろ8歳児」
「ぷー!情報開示規約に抵触しますのでギルド内であろうとも個人情報は教えられませぇーん。ぷーっ!」
ぷーぷー言いながらレナはギルド内へと戻って行ってしまった。上手いこと……下手くそな逃げ方だったけど。
……この子どもたちは知ってるのかな?
パンパンと手を叩いて子どもたちの注意を俺に向ける。
「おーい、ミッフィーズ集合! はい, さーん! にぃー! いーち——OKよく来たなボーイズ&ガールよ」
子どもなんて時間制限を与えてやれば言うことを聞く。これは躾が良く出来ている証拠だ。
俺の手にちくわが握られている事はなんの関係もない。
「はーい。ちゃんと3等分だぞ〜」
ちゃんと集まってくれた3人にご褒美のちくわを分け与えて
「なあミッフィーズは今日ここに来てないメンバーってどんな奴なのか知ってるのか?」
3人が顔を見合わせた。
「ミッフィーズってだあれ?」
「お前たちのことだよ。ミックと、フィオ、そしてグリム。3人合わせてミッフィーズだ!」
「僕の計算によりますと僕の名前要素がない確率97%です。訂正を求めます」
「お前の長ったらしい名前のどっかに【ー】ぐらいあるだろ? 俺はなにも間違っちゃいない」
「……なるほど、ジェイさんの知能指数を藻屑からミミズに格上を検討する必要がありますね」
グリムはメモ帳に何やら書き記していた。
レナもそうだったけどグリムも携帯できるペンを持ってるのか……この大陸では普通なのか?
それといつかグリムの眼鏡に指紋つけてやるからな。覚えとけよ!
……
………
「マカロンのことかなぁ?」
「ギョウ爺さんかも」
「計算にするまでもなくジェイさんが知りたい人物はマカロンでしょうね」
よし! 当たりだ! とりあえずまだメンバーがいる事に胸を撫で下ろす。しかも2人も!
「どんな奴なんだ?」
「マカロンはマカロンだよ」
「怖い人」
「計算するまでもなく女性ですね」
やめろよ。こんな下らない話しで尺を稼ぐのはやめろ。プロット段階では今回の話で俺の新居へと案内されるところまで話す予定だったんだぞ。
ミッフィーズのせいでたった今作者はサブタイトルを《新しいお家》から変更したんだぞ。
ミッフィーズの話しを要約するとマカロンは稼ぎ頭。そして今はギルド合同の掘削作業の為遠征中らしい。
出稼ぎってやつか。……子どもじゃありませんように。
ーーーーおまけーー道具連盟掲示板ーーーー
ブキがこわれた。かなしい( ◠‿◠ )
折れちゃって使えなくなった武器でも諦めちゃダメ! 近くの武器屋さんに持っていけば屑鉄代を貰えるよ( ˊ̱˂˃ˋ̱ )オカシホシイ
おとなといっしょじゃないとダメって言われた。
かなしい( ◠‿◠ )
それはもう諦めるしかないよー……皆さんもこんな経験ありませんか?( ˊ̱˂˃ˋ̱ )シカタナイネー
諦めてはいけませんよ。僕の計算では評価をしてブクマをしてくれた人は武器屋の店主が身元不明の武器を買い取ってくれるという結果が出ました。更に感想を送ったのなら1割増しで買い取ってくれるそうです。ちなみに僕はこれで大儲けしました。
ブクマと評価をしたのならガラクタ両手にいざ!
武器屋へ Let's go!
ちょしゃ ミッフィーズ




