まさかのテイム
別れたあと、北の森で素材集めをしていた。
「フワリ、ファイアだ!「メメーーィ」
いいぞフワリすごく強いな、その調子で頼んだぞ!」
「メメーーィ」
フワリはやる気に満ちた顔で頷いていた。
その様子はとても可愛くて、微笑ましかった。
そんなフワリだが魔法は強く、北の森の相手だと余裕で1人で対処出来てしまうほどだった。
さらに、みんな第2の街に向かったみたいで、北の森はとても空いていて、採取がとてもしやすかったため、目的をすぐに達成出来た。
「フワリ帰るぞ………ん?」
ゲームとは無欲の時ほど欲しいものが出るわけで、
目の前にはユニークモンスターがいた。
「ワイルドマウスのユニークモンスターじゃないか!?
フワリ残り30%切るまでは一緒に攻撃してくれ
「メメーーィ」よし、仲間を増やすぞ!」
フワリは仲間が増えることを楽しみにしてるらしく、今まで以上にやる気が出ていた。
ワイルドマウスのユニークモンスターは通常のワイルドマウスと違って、ハムスターみたいな見た目をしていた。
「小さいからすばしっこいから、フワリの攻撃が当たってないな、フワリ!支援魔法で俺のサポートをしてくれ!」
フワリの支援魔法のおかげで、思ったより早く、残り、2%を切った。
50%と25%で素早さが上がったが、フワリの支援魔法で素早さをあげたため、難なく削りきることができた。
「よし、テイムするぞ!」
俺は攻撃を避けながら、テイムを繰り返した。
その間フワリは祈って応援してくれていた。
、
フワリの応援もあって、テイムが成功した。
「よし、お前の名前はハムムだ!」
「チュイ、チューイ」
「メイ、メイ!」
ハムムもフワリも嬉しそうだった。
思わぬ所で新しいふわふわの仲間を手に入れたのでとても満足していた。
ハムムのステータスは
————————————
モンスター名 ハムム
種族 ワイルドマウス《ユニーク》LV5
ステータス
HP(体力):10
MP(魔力):14
STR(筋力):4
DEX(器用):7
AGI(敏捷):12
INT(知力):4
VIT(耐久力):1
LUC(幸運):3
スキル 気配探知LV1.風魔法Lv1.採取Lv1.挑発Lv1.
装備 なし
————————————
完全にすばやさ特化のステータスをしていた。
「よし今度こそ帰るぞ!」
始まりの街に戻り、1度ログアウトして、飯を食べてきてから再ログインをした。
俺は始まりの街の貸し出しスペースに来た。
「まずはお前たちのイメチェンからだな」
灰色だった毛の色をフワリが決めた、ピンクに変える。薄いピンクでさらに可愛らしくなった。
ダークブラウンの毛で地味だった、ハムムを明るい茶色で可愛く、印象的にした。
「フワリもハムムも、似合ってるじゃないか!」
「チュイ、チューイ」
「メイ、メーイ」
2人とも納得したようで喜んでいた。