歪んだ愛と平等
少女はその場から逃げ出した
絶対服従というのは嫌いだから、少女は逃げる
女の子は声を発した
「あの子は私の愛人に相応しい、絵の具で言うと真っ白、何も知らないだから私色に染めてあげたい」
とだけ言うとその場から立ち上がり少女を追いかける
少女は出口を求めて走り続ける、だが長い廊下を走り続けても出口は見つからない、走り続けて疲れてその場に倒れこむ。
「ああ、私あの子に好きなようにされるのかな。今から死んじゃおうかな」
「その必要はありません」
と言葉を発しながら表れたのは執事だった
執事は少女に手を差し伸べる
少女は手を掴み、感謝の言葉を言う
「少し落ち着いた所へ」と案内する。
図書館
執事は扉を開き少女を椅子に座らせる
「お嬢様の昔話をさせてください」とだけ述べる
少女は快く承諾する
「お嬢様には貴方と似ている妹様がおりました。ですが、ある日妹様は母親と共に出ていかれました、酷く悲しんだ御主人は受け入れられず自殺をし、お嬢様も窓を見ながら独り言を呟く用になっておりました。その時に貴方様が表れお嬢様は泣きながらお喜びになられました
貴方様にお願いがあります。お嬢様とお友だちになっていただけませんか?」
YES←
NO
少女の運命は読者の手によって決められる。
舞台は閉幕へ向かおうとしていた。
続く