(80)お盆
なんだ、もう夏かっ! などと時の流れをオボ~~ンと忘れていると、いつの間にかお盆の季節が来ている。この頃になると日没はすでに早まっているのだが、暑気は相変わらず衰えを見せず、私達をショッキングな暑さで悩ませ続けるのである。そんな頃に巡るお盆なのだが、多くの人を動かせて田舎と都会を往き来させ、宗教関係や交通関係の利益に大いに貢献して助ける訳だ。^^
お盆に田舎へ帰省し、久しぶりに喫茶店で再開した二人の旧友の会話である。
「ははは…お盆がないと、出会えなかったなっ!」
「それは確かに言えるっ! ところで、お盆ってどういう意味なんだっ?」
「馬鹿野郎、お盆はご先祖さまを迎える行事だろっ?」
「いや、そうじゃなくってさっ! お盆だよ、お盆!」
「お盆は、お盆じゃないかっ!」
「いやいやいや、そういう意味じゃなくってさ。お盆は急須とか湯呑みを乗せるお盆と関係あるのか?」
「さぁ~~~? …言われてみりゃ、そうだよな?」
「だろっ!? 以前から気になってたんだっ!」
「外国だとトレーか?」
「ははは…外国にお盆はないだろっ!」
「いやいや、そんなことはないさ。仏教関係の国はあるだろ?」
「ああ、それは、そうだな…」
二人の会話は尽きることなく続いていった。
お盆は話に花を咲かせて助ける効果もある訳だ。^^
完




