(72)正義感
正義感が育つのは、やはり子供時代だろう。昭和30~40年代に育った子供達にとって、正義の味方は格好いいヒーローだった。バッサバッサと悪を薙ぎ倒し、いつの間にか格好よく消え去る・・こんなヒーローに憧れ、子供達はいつの間にか正義感を抱いたのである。私もそんな中の一人だが、^^ 今のヒーローは、余りにも現実離れしていて、実感に乏しいのが大半だ。ということは、正義感も今一、湧かない・・ということになる。湧かなければ心に残らず、単なる番組に終始してしまう。これでは真の正義感が人々に浸透せず、世の中は悪びれて助からない・・ということになる。^^
とある公園である。二人の老人がベンチに座り、話をしている。
「いやぁ~、あの頃は次の週が楽しみでしたよっ!」
「そうそう! なんといっても、正義の味方でしたからなっ!」
「はいっ! そこへいくと、今の時代はコレ! というヒーローに欠ける!」
「欠けてます、欠けてますっ! 全然、憧れのヒーローがいやしないっ!」
「ですから、正義感も育たないっ!」
「現実離れしたSF的なヒーローですからなっ!」
「そうそう! ただのドラマ、映画の中の登場人物で終ってしまいますっ!」
「まったく、同感ですなっ!」
二人は意気投合してベンチを格好よく立つと、ヒーローになった気分で格好よく去った。
今の時代、庶民が助かるような正義感のあるヒーローの登場を、人々は待ち焦がれているのかも知れない。^^
完




