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(50)接戦

 2チームで行われる競技で接戦となる試合は観ていて面白い。手に汗をにぎるような接戦で、試合の行方ゆくえが分からない場合などは特にそうだ。こうした経過は視聴者や観戦者をして興奮の坩堝るつぼへといざなわせるから、大いに助かる。要は楽しませてくれる訳だ。観戦者や視聴者を代表して言わせていただくなら、必死にやっておられる選手の方々には誠に申し訳ない話だ。^^

 テレビ画面では、とあるW杯[ワールドカップ]の試合が行われている。観ている親子がブツクサと言い合っている。

「お、お前はっ! 汗を流されている方々に申し訳ないとは思わんのかっ!」

「そこまでは…」

「こういう接戦の場合は、どちらも贔屓ひいきなしで応援するもんだっ!」

「父さんはそう言うが、俺は◎だからなっ!」

「フンッ! 勝手かってにしろっ! わしは◎△とも、だっ!」

「それじゃ面白くないだろうが?」

「馬鹿か、お前はっ! 接戦は面白がるもんじゃないっ! 手に汗を握るもんだっ!!」

「手に汗を? そんなもんかなぁ~」

「ああっ! そういうもんだっ!! それで選手の方々も助かるっ!」

「いやぁ~助かるかなぁ?」

「助かるっ! 必ず助かるっ!!」

「負けた方は助からないと思うけどなぁ~…」

「いや、助かるっ! どちらも必ず助かるっ!!」

「そうなんだ…」

 息子は親の顔を立てたのか、その後はだまった。

 接戦は双方ともに助かるのである。^^ 


                  完

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