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(49)トラブル
社会的な事故をトラブルという。こんな事態には巻き込まれたくないものだが、万一、トラブルになったとき、スンナリと解決すれば、それはそれで助かる訳だ。助かる場合だが、これには特定の要件が存在することが分かる。例えば、喧嘩を吹っかけられても、一方が冷めていればトラブルにはならない。点火源があっても、可燃物や酸素供給源がなければ着火しない・・という危険物の免許を持っておられる方ならよくご存知の要件である。^^
とある繁華街で酔っ払い同士のトラブルが発生しようとしていた。当事者は薪という中年男と燃火という若者だった。燃火は完全に頭にきていて、今にも薪に掴みかかろうとしていた。そこへタイミングよく通りかかったのが、警邏中の交番巡査、水掛だった。
「や、やめなさいっ!!」
水掛はトラブルを鶴の一声で食い止めた。まるで、バケツの水を二人の頭からブッ掛けるように、である。二人はたちまち鎮火し、トラブルは終息した。
トラブルから助かるには、最低限、早いタイミングの処理が必要になる・・という常識的なお話だ。だが、早いタイミングの処理だけで全てがトラブルにならず助かるか? は別問題である。^^
完




