表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/100

(45)限界

 人は自分の限界を超えようとする。有り難いことにその限界には決まった到達点がなく、無限に続く・・という点だ。これは、限界を超えようとする人々にとっては助かる。いくらでも努力できるからだ。到達点があれば、それ以上が望めないため、ある意味で到達点がないことによって人々が助かる・・とも言える。ただし、大食い競争で限界を超えてギネス記録になっても、腹具合を悪くして病院に搬送された人が果たして限界を超えられたかどうか? は不確かだが…。^^

 暑い日が続く午後のとある公園である。二人の男が我慢するかのようにベンチに座り続けている。助かることは、ベンチが幸いにも木陰にあるということだ。

「暑いですなぁ~~!!」

「ええ、まあ…。でしたら、おたくも、なぜっ?!」

「いや、毎日お見かけするんで、私もそれをたずねようと思っとったんですっ!」

「ははは…そうでしたか。でっ?」

「その訳ですかな? 訳は限界を超えよう! と頑張っとる訳です、実は…」

「いや、実は私も、です。ははは…」

昨日きのうは2時間17分で立ちました」

「私は2時間35分です」

「ほう! なかなかやられますなっ!」

「ははは…お互いにっ!」

 二人は、その後も公園の木漏こもれの下で頑張り続けた。だが、お互いを意識したためか、数時間後、二人の姿は病室へと移っていた。幸か不幸か二人の命に別状はなく助かった。

 限界も、助かる程度にしたいものだ・・という忠告めいたお話である。^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ