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(41)進歩

 世の中が便利や快適になり、暮らし向きがよくなるだけが進歩ではない。私達はそれを進歩・・と呼んでいるが、メリット[利益]がある反面はんめん、デメリット[不利益]なマイナス効果も、その裏側にはひそんでいる。過去のよかった! と思い出す時代を紐解ひもとけば、極端な進歩はなかったものの、長閑のどかで味わい深い、助かる旨味うまみも多々、存在していたのである。

 とある会社ビルのオフィスである。デスクに座った課長と社員が話をしている。

「君の仕事は、まったく進歩が見えんなっ! いつも二日は遅れとるじゃないかっ!」

「はあ、どうもすいません…。これでも一生懸命、やってるんですが…」

「馬鹿を言っちゃいかんっ! 誰だって一生懸命、やっとるんだっ!」

「はあ、どうも…」

 社員は課長の城跡しろあとのような頭を見ながら、『あんたの頭の毛も進歩が見られんなぁ~』とめて思いながらあやまった。

「まあ、いい…。少し休暇を減らすとかして、進歩しなさいよ…」

「はい…」

 課長にたしなめられた社員は、『毛生え薬を変えるとか植毛するとかして、あんたも進歩しなさいよ…』と、また思ったが、言える訳がなく、思うにとどめた。

 進歩して助かる存在になるためには、なかなか努力がいるようだ。^^


                  完

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